142. ブログをGoogle Bloggerに引越し
Bloggerに移行
2017年の夏から3年近く「りんご道具な生活」を運用してきました。
当ブログの画像管理には、ここ数記事は「はてなフォトライフ」を使っていますが、大半の記事の画像は、保存元として「Googleフォト」を使っています。でもご存知のとおり、Googleの規約変更にともなって今年3月から『画像が表示されない不具合』が発生しています。8月10日現在、5ヶ月が経っているのに未だ解決されていません。
ただ今後「不具合解消ツール」が公開されても、メンテに手間がかかりそうですし、無料の容量範囲を気にしながら「はてなフォトライフ」を使い続けるのも、いまいち気がすすみません。
なのでこの際思いきってGoogle Bloggerの「りんご道具な生活2」に居を移して、すっきりした気分で続きを書くことにしました。
なぜBlogger?
GoogleのブログサービスBloggerは、日本ではあまりメジャーではないですが、無料でしかも広告非表示なのがよいところ。広告を消すために「はてなPro」にしていた私に向いてそうです。
日本語フォントで少し不格好になるところがあるようですが、いろいろな方が日本語に適したデザインテンプレートを公開されているので、それらを試してみる楽しみもあります。
iPadでの投稿や記事の管理は、公式のiOSアプリがないのでウェブ経由。でもiPadのSafariだとオンスクリーンキーボードとの相性がよくないようで、しばらくは外付けキーボードが必須になりそうです。
これまでの記事
これまでの記事については、一気にBloggerに移殖することも考えましたが、とりあえずはそのまま残し、新しい記事をBloggerの「りんご道具な生活2」に書いていくことにしました。
6月10日付で「はてな公式ブログ」にGoogleフォト経由の画像の対処方針が出されたので、今後具体的な対象方法が示されたら、過去記事の不具合修正をしていこうと思います。
お礼
これまで読んでいただいた方、特に読者になっていただいた方々、スター★をたくさん付けていただいたedwalk様をはじめ多くの方々、誠にありがとうございました。すごく励みになりました。
新しい「りんご道具な生活2」でもiPadを中心にApple製品の記事を書いていこうと思いますので、気が向いたら覗いてみていただければ幸いです。
しげすけ
141. 第1世代Apple Pencilは付属の『Lightningアダプタ』で充電しよう!
2020/07 新ブログ「りんご道具な生活2」にも是非お越しください!
↑どのPencilが実体でどれが写真でしょうかっ
初代(第1世代)Apple Pencilの充電方法はただ一つ?
iPadと一緒に使うと超絶に便利なApple Pencil。
手書きでの書き込みだけでなく、画面タップやスクロールなど、マウス代わりのポインティングデバイスとしてなど、思いのほか多用途に使っています。まさに相『棒』!
↓使用中の2本の第1世代Apple Pencil(10.5インチPro用、mini5用)。キャップは割れたのでサードパーティ製の柔らかキャップに交換済み。
ただ最近、ネットだけでなくiPad活用関連の市販の雑誌などでも、
- 第1世代Apple PencilはiPadに挿して充電
- Lightningケーブルから充電するには別途アダプタを購入しよう!
といった内容の記事が見受けられるんです。
どうやら、Apple Pencilの箱の中に『充電用Lightningアダプタ』が同梱されていることが忘れられているのでは?、と心配になった次第です。
↓こちらの記事も是非!
付属の「Lightning充電アダプタ」を使おう!
初代Apple Pencilの箱の中には、さらに紙のケースがあって、簡単な説明書と替えチップ、充電アダプタ(赤丸)があります。
↓こちらは替えのチップ。回すと外れるんですね。
↓これが本題のLightning充電アダプタ。
↓同梱の説明書。
私はアダプタを使った充電をメインにしています。
アダプタを紛失しない対策
ただこのアダプタは軽いし表面がツルツルなので、簡単にどこかに無くしてしまう形状です。なので紛失防止のため、Lightningケーブルにアダプタを固定できる市販のアクセサリを使っています。
↓筒になった部分にアダプタを入れ、ケーブルに固定するタイプ。柔らかいシリコン樹脂のようなもの製。
↓こんなふうにiPad充電用のLightningケーブルに固定すると、紛失しなくて済みます(アダプタ自体も、純正品(Apple Online Store)も他社製(Amazon等)も比較的安価に購入可能)。
※ 私が持っているこの製品は、昨年(2019年)Amazonで「apple pencil 専用 キャップ カバー Ipad ペン 4点セット アップル ペン ケース 充電側キャップ キャップ紛失防止 アダプター紛失防止 アップルペンシル 落下防止 MALE、販売: 夢屋(yumeya)」として販売されていました。現在はリンクが切れていいるようで、ページが表示されません。ただ、同様の製品は他にもあるのですぐに見つかると思います。
おすすめの充電方法
iPadを充電するためのLightningケーブル(もしくは余った別のケーブル)に、このアダプタを挿したままに(もしくは上述のようなアクセサリで紐付けしたままに)しておき、自宅ではACアダプタ経由で、出先ではモバイルバッテリー経由で、Apple Pencilを充電する、といったスタイルはどうでしょうか?
そして応急的な充電方法として「折れそうで危険」と言われる『iPadに挿しての充電』を採用すればよいのではないでしょうか。
そうすれば破損などの心配は何もないと思います。
バッテリー状態はiPadのウィジェットで
iPadのホーム画面に「バッテリー」ウィジェットを追加しておくと、iPad本体とApple Pencilのバッテリー残量を確認できるので、設定しておきましょう。
まとめ
てことで、初代(第1世代)Apple Pencilユーザーの方で、もし付属の「Lightning充電アダプタ」を使っていないのであれば、この際ぜひ有効活用使しましょうね!という記事でした。
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140. iPadでWord・Excel・PowerPointにカメラロール以外の画像を挿入する方法
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iPad版Officeに画像を挿入するには?
在宅ワークで、iPad版のMicrosoft Officeアプリを使って仕事をされている方も多いかと思います。
先日iPad関連の本(※下記)を読んでいたら、iPad版PowerPointの説明のところで、
「スライドに挿入したい画像素材を、あらかじめカメラロールに入れておく必要がある」
との記述があるのに気づきました。
※)この本は「iPad はかどる!仕事技」です。←すごく参考になります!
Kindle版は「Prime Reading」に対応しているので、Amazonプライム会員であれば会員特典で無料で読めます。
だけど確か、Officeにはファイルアプリからも挿入できたけどなぁ、と思ったので、確かめてみました。
挿入メニュー経由の画像挿入は「写真ライブラリ」からのみ
まず、iPad版のWord、Excel、PowerPointで写真の挿入を試みました。
使用環境は以下のとおり。 - アプリ:Microsoft 365 Personal(旧Office 365 Solo) - iPad:10.5インチiPad Pro、iPadOS 13.4.1
Word、Excel、PowerPoint for iPadの各アプリで、写真を挿入するためのボタンを押すと、以下のように写真アプリのライブラリからしか写真を選ぶことはできません。なるほど、上記の本の記事は正しいことが確認できました。
でもファイルアプリからのドラッグ&ドロップでも挿入できる
しかし実は、各Officeアプリの横にファイルアプリをスライドオーバー表示して、ファイルをドラッグ&ドロップすることでも、画像ファイルを挿入することはできます。もちろんスプリットビューでも同様です。
↑なんだ〜やればできるじゃん。。
Google Driveアプリからは?
では、Google Dirveに保存してある画像ファイルはどうなんでしょうか?
てことでGoogle DriveアプリをPowerPoint上にスライドオーバーし、画像ファイルをドラッグ&ドロップしてみました。
↑すると、ファイルのURLがテキストファイルとして挿入されてしまうことに。結果として現時点(2020/5/5)のバージョンのGoogle Driveアプリでは、Officeアプリに画像ファイルを直接ドラッグ&ドロップして挿入することはできませんでした。
Google Driveの場合はファイルアプリを経由するとよい
でもGoogle Driveはアプリがインストールされていれば、ファイルアプリでGoogle Driveを扱えますよね。
そこでファイルアプリのブラウズ部分でGoogle DriveをONにし、ファイルアプリでGoogle Driveを表示して試してみると。。
無事、Google Drive上の画像ファイルをドラッグ&ドロップで挿入できました。当たり前か(^^。。
↓こんな感じで。
その頃iWorkでは...
一方、Keynote(下図)などのiWorkアプリで写真を挿入しいときは、
「+」ボタン>写真またはビデオ・・・写真ライブラリから挿入
「+」ボタン>挿入元...・・・ファイルアプリから挿入
から選ぶことができます。後者では書類ピッカーが現れ、ファイルアプリ内から画像ファイルを選択することができます。
なのでファイルアプリでGoogle DriveをONにしておけば、iCloud driveだけでなくGoogle Drive(OneDriveもおそらく)にある画像ファイルも、iWorkアプリ上から挿入可能です。
まとめ
ということで、 iPadでWord、Excel、PowerPointを使っているときは、「写真」アプリのカメラロール以外からも画像ファイルを挿入できるよ!というお話でした。iPad作業でのストレスを少しでも軽くできたら幸いです。
P.S.
ところで昨年6月のWWDC19でのiPadOSデモでは、Word書類を二つ並べたiPad画面がスクリーンに紹介されていました。
出典:Apple Special Event June 2019(1:06:31あたり)より
でも2020年5月現在、Wordを含むMicrosoft Officeは、まだiPadOSの同じアプリの複数ウインドウに対応してくれてないんですよね。技術的には1年前には出来てたハズだし。それをまだOfficeに実装しないというのは、MS社には何か意図があるんでしょうかね〜??早く対応してほしいな〜。(←【2020/5追記】この記事の後WordとPowerPointは2020/05/12のアップデートで複数文書並べて表示に対応! 【2020/12追記】更に待ちに待ったExcelも、複数文書のSplit View表示に対応しました!!)
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139. Macでテレワーク!初心者が知っておくと便利なTips
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自宅のMacでも楽しく仕事をしよう
マクドナルドで仕事をしようってお話ではありません(^^)
Windowsから乗り換えたMac初心者の方へ
今回の記事は、『会社のパソコンはWindowsだけど、自宅にMacがあってネットなどに使ってたので、いざ在宅勤務で使ってみたら、タスクバーがないしファイルやウインドウの扱い方が違うしで、やっぱり使いにくいよ〜!』という方が、少しはいるのではないかと思い、書き始めました。
14年前にWindowsからMacにスイッチしたとき、私も「Macにもタスクバーが欲しい!」と思ったものでした。だけど操作に慣れた今では、Macは非常に使いやすく感じます。
てことで今日は、
『 Macは持ってるけど、これまでじっくり仕事に使っていなかったので、まだあまり慣れていない』
っていう在宅で勤務しているMac初心者の方を想定して、私が実際にWindowsからMacにスイッチして便利だなーと思ったポイントや操作のコツみたいなモノについて、1)ウインドウの整理、2)ファイルの整理に分けて、書いていこうかなと思います。
1)ウインドウの整理
5つや6つのFinderやPDFやOfficeの書類を開いて、行ったり来たりして参照しながら、書類を作成するような複雑な作業をするとき、ウィンドウの整理に慣れていないとイライラすることがあります。
特に、Windowsだと超便利なタスクバーというモノがあるので、「起動した1つのアプリにつき1つのタスクバーボタン」もしくは、「1ウィンドウにつき1つのタスクバーボタン」のように、ウインドウに対応したボタンが用意されているので、わかりやすいウインドウ操作が実現されています。
ではタスクバーがないMacでは、どう使えばウインドウを探し回らずに済むのでしょうか?
すべてのウインドウを表示する「Mission Control」
まず皆が知ってる、開いているすべてのウインドウを一覧表示するMission Controlです。
これは、以下のいずれかの操作でMission Control画面となり、すべてのウインドウが見渡せます。
- トラックパッドを4本指で上にスワイプ
- マジックマウスを2本指でダブルタップ(クリックじゃない)
- Control+↑
- Magic KeyboardなどのF4キー
なので、この操作を覚えれば、目的のウインドウをすぐに探し当てて、イライラせずに済みそうです。Windows 10でも「Win+Tab」での同様の機能がありますもんね。
最後の「Control+↑」はキーボードに手を置いたままで操作可能なので、よりサクサク作業できます(ただウインドウを選択するにはポインタを動かすことが必要ですが・・)。
なお「システム環境設定」アプリでは、ウインドウをアプリ毎にグループ化する/しない、などのMission Controlの動作設定ができます。
一つのアプリのウインドウを全て表示する
Mission Controlでは全アプリの全ウインドウが対象ですが、以下の操作で、今使っているアプリのウインドウだけを表示することもできます(アプリケーションExpose)。
- トラックパッドを4本指で下にスワイプ
- トラックパッドでDockのアイコン上で2本指でダブルタップ(クリックじゃない)
- マジックマウスでDockのアイコン上で1本指か2本指でダブルタップ(クリックじゃない)
- Control+↓
下の図は、メモアプリで「アプリケーションExposé」を実行した例。直感的な操作の権化ですなっ。
ウインドウが散らかったとき実はMission Controlより使いやすい「合わせ技」
Mission Controlでは、その起動自体はキーボードでもOKなんですが、いざウインドウを選ぼうとすると、トラックパッドやマウスでの選択が必要になってきます。ここが少し不便。
だけど、
- 「⌘ + Tab」でアプリを選び、
- ⌘を押したまま「↑(または↓)を押す
とすると、そのアプリのウインドウだけが並んで表示されるので、今度は、
- 矢印キーでウインドウを選ぶ
ことができるんです。慣れるとこっちが早くておすすめです。
さっきまで使ってたアプリに素早く戻る:アプリ切り替え
- コマンド⌘+Tab
もうこれは定番中の定番ですね。WindowsでAlt+Tabすると、アプリをウインドウを切り替えるメニューが出るあれと同じです。Macでもアプリを切り替えるメニューが画面にドーンと出ます。
他のアプリの邪魔なウィンドウをスッキリ見えなくする!
他のウインドウが、えーいじゃまだ!という気分のときに使える技です。
例えばメモアプリを使っていて、散らかった邪魔なウインドウを今だけどうにかしたいとき、「コマンド+Option+H」を押せば、他のアプリのウインドウを一時的に非表示にして、すっきりできます。
元に戻すには、「すべてを表示」を選びます。
↑macOSの以前のバージョンでは、「〜を隠す」と表示されていたので、Hは隠す(Hide)のHだと思います。
タブ表示にしてウインドウをスッキリまとめよう!
少し前のバージョンから、macOS用の多くのアプリがタブ表示に対応しました。
SafariやChromeのように、FinderやiWork(Pages、Numbers、Keynote)、画像やPDFを扱う「プレビュー」アプリで、複数ウインドウを一つのウインドウの複数タブとしてまとめ、画面をスッキリさせられます。
↓タブとして一つのウィンドウにまとまります。
なおMicrosoft Officeについては、2020/4/27時点でタブ表示には未対応のようです(Microsoft 365 Personalで確認)。
全画面表示にする
ノート型のMacBookなど小さい画面でPDF資料を読んだりするとき、最大限の拡大表示と没入感を同時に得ることができるのが、全画面表示です。アプリを全画面表示にすることで、ウインドウを重ねることなく別画面として扱えます。ウインドウ左上の赤・黄・緑ボタンのうち、緑を押します。
Windowsでの「最大化」と違うのは、コンテンツ以外の画面要素がすべて見えなくなることです。
なお、全画面アプリ間を移動するには、
- トラックパッドでの4本指による左右スワイプ
- マジックマウスでの2本指による左右スワイプ
- Control+←、Control+→
なんて手に馴染む操作方法なのでしょうかっ!
ちなみにOptionキーを押しながらウインドウの緑ボタンを押すと、「全画面」でなく「普通に最大化」されます。
Finderのフォルダウインドウを省スペース化
複数のフォルダを参照しながら資料を探して開いて作業するときは、こうやって小さく短冊状にしたFinderウインドウを並べた状態で作業すると、 MacBookなどの小さい画面でも、いちいちウインドウを探したり開き直したりしなくてすみます。
これは、Finderで「ツールバーを非表示(⌘+Option+T)」にすることで、ツールバーやサイドバーなどを非表示にする機能。省スペースな見た目にできます。フォルダからまた別のフォルダへファイルを整理するときにも使えます。
カラム表示でも省スペース&スッキリ効果抜群です。
なお、ツールバーを表示したままでも、Finderウインドウの幅を最小化すると、サイドバーは非表示になってくれます。えらいよえらい!
2)ファイルの整理
さて、次にファイルの整理について。
「スペースバー」でクイックルック
ファイル関連のmacOSの便利機能の私としてのNo.1は、このクイックルックです。
ファイル内容を確認したいとき、スペースバーを押すだけで、画像だけでなく、複数ページのPDFもOfficeファイルも中を見ることができるんです。是非多用してほしい機能です(^^)/
ファイル管理のショートカットキー
ファイル操作の基本的なキーボードショートカットのうち、Windowsと異なるので最初に戸惑いうんじゃないかなと思ったものをピックアップしました。
- フォルダ/ファイルを開く・・・⌘+↓
- 上のフォルダに戻る・・・⌘+↑
- ファイル名を変える・・・Enter
- ファイル/フォルダを削除・・・⌘+Delete
キーボードだけでファイルを移動したい
キーボードでファイルをコピーや移動するとき、Windowsでは、
- Control+CとControl+V・・・ファイルのコピー
- Control+XとControl+V・・・ファイルの移動
という操作をよくやりますよね。
MacではControlをコマンド⌘に置き換えることで、
- ⌘+Cと⌘+V
でファイルのコピーが可能です。でも移動したいときに使うファイルのカット(⌘+X)が不可なんですね。だから
- ⌘+Xと⌘+V
では、ファイルの移動はできないのです。ではどうするかというと、
- ⌘+C と ⌘+Option+V
でファイルの移動が可能です。
↓下の図は、⌘+Cでコピーした後、Optionを押しながら右クリックメニューを表示したところ。ポップアップメニューの「ここに項目をコピー」の部分が、「ここに項目を移動する」に変わっています。
Macでは、画面上端のメニューバーから出すメニューも、Optionなどの修飾キーを押すと、メニューの表示内容がライブで変化しますよ。
Finderの表示をどんどん切り替えよう!
ファイルを扱うFinderは、ウインドウ内の表示についてアイコン、リスト、カラム、ギャラリーの4種類から選べますが、キーボードから手を離さずに、切り替えられます。
- ⌘+1 アイコン表示
- ⌘+2 リスト表示
- ⌘+3 カラム表示
- ⌘+4 ギャラリー表示
ご覧のとおりFinderの「表示切り替えボタン」の順番どおりのショートカットなので、とても直感的です。
必要に応じてFinderの表示をどんどん変更することで、効率的なファイル操作ができると思います。
①アイコン表示
画像や書類などファイルの中身をサムネールで確認しながら取り扱えます。複数ページあるPDFやKeynoteなどのプレゼンファイルは、この書類アイコンの上にマウスカーソルを置くと、ページめくり用の三角形ボタンが左右に表示され、アイコン表示のままページをめくって中身を確認できてしまうのも、使っていて楽しい動作です。もちろんスペースバーでクイックルックを出せば、アプリを起動することなく、大きい表示で内容を確認できます。
②リスト表示
ファイルの変更日や種類、サイズなどを確認したいとき。フォルダは、左右矢印キー(←、→)で開閉できるんですよねこれが(^^)/
③カラム表示
ファイルの整理が最もやりやすいのがカラム表示です。コンピュータから始まるフォルダ構造を、ツリー状に一覧できます。
よく使うフォルダをサイドバーにドラッグして登録しておくと、そのフォルダを起点としたツリーとして表示されます。ありがと!
上下左右のカーソルキーで自由にフォルダ間を移動できる点も、使いやすいポイント。
なおカラムの幅を変更するとき、Optionキーを押しておくと、すべてのカラムの幅を一度に変更できます。
④ギャラリー表示
ファイルが拡大表示され、Exif情報などの詳細を確認しながら整理できる表示です。画像の整理に威力を発揮。
リスト表示では複数フォルダの中身を一覧できる!
以上までは、Windows Explorerとあまり変わらない機能ですが、このうちの「リスト表示」は、非常に優れものなんです。
なぜなら並列に並んだ複数のフォルダのそれぞれに含まれるファイルも、一度に表示できるからです。
これはOS X(テン)以前の旧MacOSの時代からあるリスト表示で、『これから始める作業の全ての関係ファイルを、別々のフォルダに仕分けたまま、一つのウインドウで示しておく』という使い方ができるんですよね。
在宅勤務が捗ると思いません??
フォルダの容量も常時表示可能!
Finderの右クリックできる場所で右クリックすると、「表示オプションを表示」が選べるのですが、リスト表示では、「すべてのサイズを計算」というチェック項目があり、これをチェックすると、フォルダの容量の常時表示が可能となります。
フォルダ容量を気にしないといけないなどの場合に、非常に便利です。
「パスバー」も出しておこう
Windowsのエクスプローラウインドウには、ファイルフォルダのパスが表示されていますが、MacのFinderにも、表示させられます。ウインドウの下ですが。
画面上の「表示」メニューの「パスバーを表示」を選びます。
このパスバーのフォルダやファイル名の部分を右クリックすると、パス名をコピーするなどの操作ができるし、パスバーの中のどのフォルダでもダブルクリックするとそのフォルダが開きますよ!
「インスペクタ」で複数ファイル/フォルダの合計容量を知る
Windowsでは複数ファイルの容量の合計を知りたいとき、
- 複数ファイルを選択
- 右クリック
- プロパティ
で調べますよね。
でもMacで
- 複数ファイルを選択
- 右クリック
- 「情報を見る」を選ぶ
とすると、ファイル一つひとつについて「情報を見る」が開くので、例えばファイルが80個あれば「情報」ウインドウが80個開くので、あちゃーっとなります(不要な情報ウィンドウは、⌘+Wでどんどん閉じましょう)。
じゃあMacではどうやったら多数のファイルの合計容量を調べられるの?
そのときは「インスペクタ」を使うんです。
- 複数ファイルを選択
- 右クリックし、Optionキーを押すと「情報を見る」が「インスペクタを表示」に変化
- 「インスペクタを表示」を選ぶ
すると、
「インスペクタ」ウインドウが一つ開き、ファイルの合計容量などを調べられます。
ここで更に時短が可能なショートカットキーは以下のとおりです。
- 「情報を見る」・・・・・・・⌘+I(Informationのアイ)
- 「インスペクタを表示」・・・⌘+Option+I
なお、インスペクタウインドウを閉じずに、他の調べたいファイルやフォルダなどの項目をカチカチクリックしていくと、選択したその項目の情報が次々に表示されるので、すごーく便利です。
複数のフォルダの個別の容量を、次々に調べられます。気が利いてるな〜!
その他のTips
ファイル名と保存場所の変更は編集中でも可能
以前の記事にも書きましたが、macOSではウインドウのタイトルバーで、ファイル名や保存フォルダの変更が可能なんです。便利だよ〜!
ちなみに、ファイル名の編集状態のとき、上向きの矢印キー(↑)を押すとファイル名の先頭に、下向きの矢印キー(↓)を押すとファイル名の後端に、キャレットを飛ばすことができます。ほんと気が利いてます。
Finderのタイトルバーでは、右クリックすると、上位のフォルダに移動できるという優れもの!
各アプリの環境設定を素早く開く
システム環境設定とは別に、各アプリで「⌘ ,」(コマンドキーとコンマを同時に押す)すると、そのアプリの環境設定を素早く開くことができます。コマンドキーとコンマキーは近いので片手でOKです。
特にSarariの環境設定では、自分のiCloudキーチェーンに保存した、各種のアカウントとパスワードを確認/編集することができます(そのタブはMacのユーザパスワードで保護されているで、本人以外は見れない)。
作業中のファイルはデスクトップに
その日の作業中のファイルは、一時的にMacのデスクトップに保存しておくと、iPadやiPhoneからアクセスしやすくなって作業がやりやすくて便利。
なおiCloud Driveに「デスクトップと書類」が加わってない場合、以下の手順で有効にすることができます。
↓ここでオプションをクリック。
まとめ
いかがでしたでしょうか? WindowsユーザーでMac初心者の方が、在宅勤務で自宅のMacを使うときに知っておくと便利な使い方、について思いついたことをまとめてみました。
少しでも参考になり、快適な在宅勤務の足しになれば、幸いです。
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138. iPad用iWork:マウスやトラックパッドやApple Pencilでの図形操作が容易に!
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iWorkのマウス/TPサポートが進化→図形の選択や回転がしやすくなった!
去る4月2日、iOS/iPadOS用のオフィスアプリiWork(Pages、Numbers、Keynote)がそれぞれver 10.0にアップデートされました。
多くの機能追加があるようですが、その中の一つに、iPadOS 13.4で大幅に改善されたマウス/トラックパッドへの対応があります。
これまでもメモアプリでカーソルが「I」形に変化するなど、テキスト編集でのカーソル機能は改善されていましたが、今回iWorkは、PCやMacのOfficeでのマウスカーソルと同様に、表や図形を扱うときにもカーソルが変形するようになりました。
それでは具体的に見ていきましょう。
図形や表の操作
図形や表を扱うとき、丸カーソルがぷよんとしたモーフィングアニメで二つの三角形に変わります。下図はNumbersで、グラフのサイズを変更する場面。
下は同じくNumbersで、表のセルにオートフィル操作を加えているところ。「月」「火」と入力したセルを選択すると黄色い丸いマークが現れるので、これを下にドラッグして残りの曜日をオートフィル入力したところ。自動でカーソルが二つの三角形に。
ちなみに、Apple Pencilでも表のセルの選択などは可能ですが、オートフィルはどうなのか試したところ、選択されたセルの枠をタップした時点で枠の色が黄色に変わり、無事にオートフィルできました!
多様なポインティングデバイスが使えて、iPadの操作は面白いですね。
複数図形の選択が楽に!
また、複数の図形を選択する方法も手段が増えました。
例えばWindows PCのOfficeで複数オブジェクトを選択するには、
- Control + A (AllだからA)
- ShiftかControlキーを押しながら複数図形をクリック
- マウスのドラッグで四角形を作って選択
などの方法があります。
一方iPad用iWorkの方はこれまで、
- コマンド⌘ + A
- Shiftかコマンド⌘キーを押しながら複数図形をクリック(or タップ)
- 余白部分でメニューを出して「すべてを選択」
という方法がありましたが、今回新たに、
【New!】マウスのドラッグで四角形を作って選択
が追加されました!PC並みに楽ティンですネ!
↑ もしやと思い試してみると、Apple Pencilでも可能でしたっ(てゆうか指タッチでも可)!↓ →Keynote新機能ページへ
もちろんWinPCやMacのように、Shihtやコマンド⌘を押しながら再度クリックすると、選択解除も可能です。
図形の回転もMacの作法で
MacのiWorkでは、コマンド⌘を押すとマウスカーソルが図形回転モードになりますが、iPadOSにも同じ機能が準備されました。
コマンド⌘を押すと、MacでのiWorkと同様に、図形を回転できることをカーソルが示してくれます。またiPadでも、回転操作中にShiftを押しておくと回転が45°刻みになります。
指での回転も楽に!
図形を指で回転させるとき、まず図形の中心付近に指1を置き、もうひとつの指2で周りの余白部分で指を滑らせる動作をすることによっても、回転させられるんですね!
私は以前までは、クイッとひねって図形を回転させるための指は、図形の中に置かないといけないと思ってましたが、もしかして以前から「図形外」でもよかったのでしょうか?(^^;? いずれにしても、作業効率のアップに貢献してくれそうです。
まとめ
ということで、今回はiWorkのマウス/トラックパッド対応により、順当に便利な進化を遂げたと言うお話でした。無料な高機能オフィススイートを楽しく活用して、免疫を高めて乗り切ろう!!!
↓是非こちらも!
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137. iPadでMagic Trackpad 1とMagic Trackpad 2を試す
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- iPadOS 13.4でMagic Trackpadを試す
- Magic Trackpad 1(非サポート)
- Magic Trackpad 2(サポート対象)
- おまけ1:せっかく覚えたiPadジェスチャが使えない
- おまけ2:Magic Trackpad 2の横幅はiPad画面と同じ160mm
- まとめ
iPadOS 13.4でMagic Trackpadを試す
前回は、iPadOS 13.4でのMagic Mouseの使用について記事にしました。
今回は、Magic Trackpadについて。
iPadOSでは、Magic Trackpad 2のみをサポートしているようですが、では実際、Magic Trackpad 1はどの程度使えるのでしょうか?今回はMagic Trackpad 1と2を試した結果についてご紹介します。
下の写真で、左が単三2本で動くMagic Trackpad 1、右がLightningケーブルで充電できるMagic Trackpad 2です。
重さは、エネループ2本を含むMagic Trackpad 1の方が175g、充電式のMagic Trackpad 2の方が231gと、電池を入れても旧MT1の方が軽いようです。
Magic Trackpad 1(非サポート)
1)カーソル移動による操作は有効
旧式のMagic Trackpad 1でも、iPadへのBluetooth接続は難なく完了します。
操作してみると、ポインタは無事動作。またプレスすることでのクリックは有効でした。よかった。。
あと、カーソル移動による各種操作も、ほとんど有効。
- ホーム画面でカーソルを上端に・・・通知センター
- ホーム画面でカーソルを下端に・・・Dock表示
- ホーム画面でカーソルをもっと下端に・・・ホーム画面
- ホーム画面でカーソルをもっともっと下端に・・・App切り替え
- ホーム画面でカーソルを右端に・・・Slide Overアプリを表示
- ホーム画面でカーソルを再び右端に・・・Slide Overアプリを非表示
- ホーム画面でカーソルを右上隅に・・・コントロールセンター
- 通知センターでカーソルを下端に・・・通知センターを消す
2)2本指スクロールはできない
しかし残念ながら、2本指でなぞることによるスクロールは、使えませんでした。
ただ、 メモや設定アプリでは、プレスしたまま画面をドラッグすることによるスクロールは可能でした。ですがSafariでは、プレスした時点で文字入力モードに入ってしまうので、画面をドラッグしても、Webページをスクロールさせることはちょっと実用性はないと思います。
この辺りの機能不足な具合は、Magic Mouse 1の場合と同じですね。
3)設定画面
Magic Trackpad 1では2と違い、トラックパッド上での指の動きをピタリと一致していて、カーソルに慣性がつきません。つまり、指を離してもカーソルが少し滑っていくような洒落た動作はありません(Magic Trackpad 2ではこれがあります)。
またMagic Trackpad 1の設定画面では、タップでクリックのスイッチがないので、タップでクリックすることはできないようですね。
4)AssistiveTouchで機能追加ができるか
Magic Trackpad 1でも、どうにかしてスクロールなどの機能を追加できないか、
- 設定アプリ>アクセシビリティ>タッチ>AssistiveTouch>デバイス
で設定を試してみましたが、新たな機能割り当ては、できないようですね。残念!
Magic Trackpad 2(サポート対象)
次に本命のMagic Trackpad 2です。
1)3本指ジェスチャーが有効
こちらはポインタ動作、2本指によるスクロールやSafariでの「進む/戻る」、各種ジェスチャーとも、当然ながらすべて問題なく動作します。
また3本指による各種ジェスチャーが使えます。これこそがMagic Trackpad 2を使うべき理由でした!
- アプリ画面で3本指で左右スワイプ・・・全画面のまま前のアプリに
- ホーム画面で3本指で左右スワイプ・・・アプリ切り替え
- アプリ画面で3本指を上にスワイプ・・・ホームに戻る
- アプリ画面で3本指を上にもっとスワイプ・・・Appスイッチャー
- アプリ画面でカーソルを下に・・・ホームに戻る
↓ Magic Trackpad 2の3本指スワイプでアプリをさっと切り替える。いやー便利!
ただし、Magic Trackpad 1で使えた、
- ホーム画面でカーソルをもっともっと下端に・・・Appスイッチャー
というのは無効。おそらくAppスイッチャーの表示は、3本指でやってねってことでしょう。
2)プレス不要、タップでOK
またMagic Trackpad 2では、プレスしなくても表面をタップするだけでクリック動作とみなす設定もできます。手指の疲れが半減します。
この場合、マウスでの右クリックにあたる「2本指での副ボタンのクリック」もタップ対応になるので、「2本指タップでメニューを出す」ことが可能になり、非っ常〜に使いやすいですね。
3)タップでテキスト編集も楽に
タップで済むということは、例えばテキスト上でダブルタップして単語を選択。もしくはトリプルタップしてパラグラフを選択したり。
その上で2本指タップしてメニューを出すのも楽。
またファイルアプリでも、ファイルを2本指でタップすると、ファイルを長押ししなくても、コンテクストメニューを『ペシッ』と出せます。
おまけ1:せっかく覚えたiPadジェスチャが使えない
ところで、iOS 13からは、テキスト編集機能の一つとして、iPad画面で3本指ピンチイン/ピンチアウトして「コピー/ペースト」というのがあります。半年経ってやっと慣れてきました。
だけどトラックパッド上で3本指でピンチインしたりしても、何も起きません。せっかくこのジェスチャーに慣れてきたのに(^^;。。iPad画面専用ですね。
トラックパッドでは、副ボタンクリック(2本指タップ)でコンテキストメニューを表示させてからコピー/ペーストしましょう。もしくは外付けキーボードで⌘+C/⌘+Vとした方が早いかもですね。。
おまけ2:Magic Trackpad 2の横幅はiPad画面と同じ160mm
Magic Trackpad 2の横幅、11インチiPad Pro/10.5インチiPad Pro/Airの画面の短辺、iPad mini 5の画面の長辺は、全て160mmです。
なぜでしょうねぇ?いつか理由を知りたいものです。
まとめ
iPadOS 13.4でサポートされたトラックパッド。
自分もですが旧式のMagic Trackpad 1をお持ちの方も多いと思います。実際に繋げてみると、接続はできるもののかなり機能に制約があるので、iPadでトラックパッドを使うのであれば、やはりMagic Trackpad 2がベストのようですね。
Magic Trackpadの購入を検討しているiPadユーザーの方の参考になればと思います。
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136. iPadでMagic Mouse 1とMagic Mouse 2を試す
iPad mini 5(2019), Magic Mouse 1 and 2, Magic Trackpad 1 and 2.
こちらも是非!
2年前に書いた希望↓(^^;↓が現実に!
iPadでMagic Mouse 1と2を試す
新型コロナウイルスの状況が非常に厳しいものになっています、気分転換にお読みいただければと思います。
さてiPadやiPhoneでは、2019年秋にリリースされたiOS13/iPadOS13から、マウスがサポートされました。しかしAssistiveTouchという操作支援機能の一環だったので、あくまで指でのタッチの補完的な機能であり、PCのマウスとは違う使用感でした。それでも新鮮でしたけどね(^^。
しかし去る2020年3月下旬にリリースされたiPadOS 13.4では、トラックパッドとマウスが、iPadの操作体系として全面的にサポートされたのです。
そこで今回は、Magic Mouseを数日間使ってみた感想を書きます。
今回試したのは、10年ほど使っている単3電池式の「Magic Mouse 1」と、こないだ買ったLightningケーブルで充電する「Magic Mouse 2」です(下の写真)。
どれが「1」で、どれが「2」か、見分けがつきますか(^^;?
使用歴に10年以上の開きがあるのに、ぱっと見分からないところは、さっすがアポー。
正解は、左から順に、買って間もないMagic Mouse 2、それから11年前と9年前から使ってきた2台のMagic Mouse 1です。
10年以上変わらぬデザイン。長持ちする品質。カチカッチと小気味よいプレス感。7800円とマウスとしては高いけど、いいモノだと思います。
↑ 手持ちの「キッチンはかり」で重さを計ると、Magic Mouse2が99g、2本のエネループを入れたMagic Mouse1は96g程度と、古い方がやや軽い結果に。
実際にiPadOSで使ってみました。
Magic Mouse 1(非サポート)
1)スワイプによるスクロールは不可
iPadOSを13.4にしたとき、早速Magic Mouse 1をBluetoothで繋げてみました。
すると以下の一連のジェスチャは有効でした。
- ホーム画面でカーソルを上端に・・・通知センター
- ホーム画面でカーソルを下端に・・・Dock表示
- ホーム画面でカーソルをもっと下端に・・・ホーム画面
- ホーム画面でカーソルをもっともっと下端に・・・App切り替え
- ホーム画面でカーソルを右端に・・・Slide Overアプリを表示
- ホーム画面でカーソルを再び右端に・・・Slide Overアプリを非表示(←2020/4/3に気づいた)
- ホーム画面でカーソルを右上隅に・・・コントロールセンター
- 通知センターでカーソルを下端に・・・通知センターを消す
ただしマウス背面をスワイプすることによるスクロールは効かないんですよね。
2)AssistiveTouchで「擬似的な指スクロール」
2019年9月のiPadOS 13リリースからiPadOS 13.3までの半年余り、マウスは指の代わりとの位置づけでした。なので、マウスカーソルで画面をドラッグしたり弾(はじ)いたりすることで、擬似的な指でのスクロール**を実現することはできました。
このスクロール方法は、iPadOS 13.4でもAssistiveTouchを有効にすることで使用することはできます。
- 設定>アクセシビリティ>タッチ>AssistiveTouch>AssistiveTouchをON
しかし、「設定」や「メモ」アプリでは何とかスクロールさせられるけど、Safariではページ構成によっては、「テキスト選択モード」に入ってしまったりして、快適なスクロールはできない場合が多い印象。
3)右クリックの設定は可
同じく設定アプリで、ボタン1、ボタン2にそれぞれ役割を割り振ることは可能。
- アクセシビリティ>タッチ>AssistiveTouch>デバイス>(マウスの名称)
すると、アプリなどで右クリックメニューを出したりが可能になります。まあ右クリックしなくても、同じポップアップメニューは長押しでも表示できます。
↑ マウスカーソルの部分から広がるように現れるポップアップメニュー。まるで昔熱狂したWindows 2000のメニューアニメーションだわ!(誰も知らんし!)
Magic Mouse 2(サポート対象)
次は本命のMagic Mouse 2です。
1)スワイプ操作、右クリックも当然サポート
一方、Magic Mouse 2の場合は、AssistiveTouchはOFFのままでも、上述のジェスチャに加え、マウス表面の1本指スワイプによるホーム画面・Safari・メモ・設定アプリなどでのスクロールが可能。
またメールやメモアプリでMacと同じように、一覧部分で指を左にスワイプすると、メールやメモを削除したり移動させたりが可能。
ファイルアプリのアイコン領域で左から右にスワイプすると、アイコン領域の表示が親フォルダに移ります。これ楽ちん。
もちろんアプリアイコンの右クリックも有効です。
2)AssistiveTouchとの併用
更にAssistiveTouchをONにすると、
マウスの背中スワイプによるスクロールは有効のまま、以前のようなマウスカーソルで画面をドラッグしてスクロール
右クリックの役割を「Appスイッチャー」などに変更
などができます。
ただしMagic Mouse 2でAssistiveTouchを有効にすると、Safariや「メモ」アプリでは、マウスで画面をドラッグしたとき、やはり『テキスト選択』になったり『画面スクロール』になったりと、機能が競合してしまうようです。
なので、Magic Mouse 2をお持ちで、特に必要でなければ、やはりAssistiveTouchはOFFで使う方が使いやすいのでは?と思いました。
3) Widgetにバッテリ残量が出ます
Magic Mouse 2では、iPadのウィジェットのバッテリに残量が示されます。これは嬉しい機能です。
カーソルアニメーションはOFFにした
マウスカーソルがクリック可能な対象に近づいたとき、マウスカーソルがボタンの形などに変化するアニメーション。
テキストボタンなどは良いんですが、ホーム画面のアプリアイコンが少しバウンドしたときにカーソルが消えると、カーソルがアプリアイコンの下に潜る感じがします。私はこれにすごく違和感を感じるので、OFFにしました。
そうすると、カーソルをボタンやアプリアイコンに重ねても、自然なリアクションは残ったまま、カーソルはアイコンの上に被ってくれます。これで違和感が小さくなりました。
↑やっぱり自分はこっちがいいや。
是非とも欲しいジェスチャ
Magic Mouse1や2で、DockやAppスイッチャーを表示させるには、マウスカーソルを下へ下へと引く必要があります。これがちょっとやりづらいですね。
ほとんどのマウス捌きは手首の動きだけで済むけど、これだけは、腕全体を動かす必要に迫られるからです。
なので、Magic Mouse表面の2本指ダブルタップでMission Control(アプリのスイッチャー)が表示されるmacOSのようなジェスチャが追加されるといいなと思います。
一般的なBluetoothマウスでも
Appスイッチャーを出しやすいという点では、Logicool Pebbleのような一般的な3ボタンBluetoothマウスも良いかも。3つ目のボタン(ホイールのプレスなど)にAppスイッチャーを割り当てられて便利だからです。
ただしLogicool Pebbleの場合、
- ホイールによるスクロールがあまりスムーズじゃない
- Magic Mouse 2のように人差し指スワイプによる「進む/戻る」ができない
というのが残念ですが。
もっとボタンの多いマウスなら、「進む/戻る」も含め機能の割り当てを盛り込めると思いますが、ここは敢(あ)えてシンプルな3ボタンマウスで、iPadOS 13.3以前のように、AssitiveTouchをONにして、「指での操作を模した」使い方に戻すのも手かも、と思いました。
まとめ
ということでiPadOS 13.4で、Magic Mouse 1と2を使用したときの状況を書きました。次回はMagic Trackpadについて、こちらも旧(1)と新型の(2)について、書きたいと思います。
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135. iPad Pro(2018,2020)用Magic Keyboardの比較(11/12.9インチ、JIS/US)
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5月発売予定のiPad Pro用Magic Keyboardを比較
重いのではないかと噂になっているiPad Pro用Magic Keyboard。購入を検討している方も多いのではないでしょうか?
私自身は、半年使った12.9インチiPad Pro 2018を昨年(2019年)6月に手放して以来、FaceIDタイプのiPad Proを持っていません。なのですぐに購入する予定はないのですが、このキーボードはすごく気になります。
そこで今回は、サイズ(11インチ/12.9インチ版)やキー配列(US/JIS)の違いについて、現在入手可能な情報から検証してみました。(写真などはいずれもAppleの公式サイト及びApple Storeアプリのものです)
11インチ版と12.9インチ版の違い
まず11インチと12.9インチJIS版の比較です。対比のため実機の比率に可能なかぎり近づけました。なおこの記事では主に、キー配列やトラックパッドの比較をしたいので、キーボード部分の写真のみを切り出して載せていますので悪しからず。
キーのサイズ
下の写真からわかるように、当然ながら、キーの数は全く同じです。。
↑エンターキーの白い丸は、iPadOSのカーソルが映り込んだもの。。
↓下の写真は12.9インチ版の上に11インチ版(黄枠)を重ねたものです。パームレストを除くキー部分の縦の長さは、11インチ版の方が若干短いようです。
同様に、キーの横幅についても、11インチの方がほんの少し小さいようです。「2」、「3」、「4」・・と数字キーを見比べると分かりやすいですね。
それから、11インチの記号キーは横幅が圧縮されています(左端のTabや Ctrlも)。
(こちらは11インチ)
トラックパッドのサイズ
次にトラックパッド。11インチ/12.9インチ版を重ねてみると、トラックパッドの横幅は全く同じであることがわかります。ただ縦の長さは、11インチの方が少し短いですね。
US/JIS配列の違い
ここまでJIS版についてみてきましたが、次にUS配列とJIS配列を比較します。
キーのサイズ
下の写真は上がJIS、下がUS配列です。いずれも12.9インチです。
キーの大きさでは、写真から分かるように、キーの大きさはピッタリ同じです。
↑ただしよく見ると、最上段の右から2番目の「¥」キーの横幅が気付かないレベルで狭い。。
次にキーボード全体を見てみましょう。
真ん中の黄色いライン(↓)は、両手をホームポジションに置いたときの中心の線です。JIS(上)だとどうしても腕の姿勢が左寄りになってしまうのは仕方のないところ。
11インチUS配列は?
11インチ版のUS配列Magic Keyboardについては、現時点で情報が少ないんですよね。そこでApple Storeアプリの製品写真(真上からの写真はない)から読んでみました。
すると、やはりJIS配列と同様、横幅が圧縮されたキーがあることが分かりました。
少なくとも右上にある「 ] 」「 \ 」「 - 」「 = 」などの横幅が狭くなっている模様です。なお、主な文字キーの大きさは、JIS版と同様に、12.9インチより少しだけ小さく、11インチJISと同じ大きさだと推測されます。
US配列もいいよ!
ところで私はUS配列のキーボードが大好きです。
JIS配列には、独立した「かな」「英数」キーがあるので、日本語と英数とを明示的に切り替えやすいのは確かです。
一方で、US配列でも、日本語/英数の切り替えは、Windows PCと同じくCapsLockキー(Aキーの左)で、問題なくトグル切替えできます。
これはiPad Pro 2018のオンスクリーンキーボードで、日/英切替えをAキーの左の「あいう/abc」キーで行うのに近いですよね。
それから日本語変換の確定キーであるエンターキーは、実はUS配列の方が、小指からの距離が近いんです。右手小指とエンターキーの距離は、JISではキー2個分、USではキー1個分です。
皆さんもUSキーボードを使ってみませんか?
まとめ
ということで、5月の発売予定のiPad Pro用Magic Keyboardについて、現在入手できる写真から、キーの大きさなどについて、趣味の範囲で比較してみました。
実際Magic Keyboardのキーの大きさから、どのiPad Proにするかを決めてしまう人はほぼいないとは思いますが、何か参考になれば幸いです。
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134. Smart Keyboardをスタンドにして外付けキーボードを使おう
↑画面のアプリはGoogle Keep
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Smart Keyboard使用中にBluetoothキーボードを使う
2020年3月後半にリリースされたiPadOS 13.4では、iPadが本格的にマウスやトラックパッドに対応しました。これにともなって、(マウスでの拡大縮小操作には難があるけど)画面にタッチしなくてもほとんどの操作が可能になりました。
そうなってくると、特に机の上で使う場合には、画面タッチを前提とした形状のSmart Keyboardにこだわらず、タイピングしやすいBluetoothキーボードの併用もしやすくなりました。
Smart Keyboardをスタンドにする
では外付けBluetoothキーボードを使うとすると、iPadをどうにかして立てておかないといけません。Smart Coverやタブレットスタンドが必要になります。
だけどちょっと待った!
実はFolioじゃない方のSmart Keyboard(iPad/Air/10.5インチPro用)は、少し変形させるとスタンドになるんですよ!
Smart Keyboardを変形!
ではスタンドにするためにSmart Keyboardを変形しましょう。なお写真のiPadは、10.5インチiPad Pro(2017)です。
まずペコっと持ち上げます。なおSmart Keyboardの接続部は、iPadにくっついたままです。iPad本体に接続したままでも、使用形状を崩した時点でキーの動作が無効になるので、変形中に意図しないキー入力が生じる心配は無用です。
そして手前にずらして。。。
丸の印のあたりに着地しましょう。強くはないけど磁力で固定できます。
できあがりです。Smart Keyboardの公式「タイピングモード」よりも、角度がちょうどいいと思いません?
↑ 現在iMacではMagic Keyboardを使っているので、以前iMac用に使っていて余っているApple Wireless KeyboardをiPadに接続してみました。
タッチ操作ももちろんいいけど、マウス対応で、ほんと作業捗る部分があります。
外付けキーボードの小技
今回、新たに気づいたApple Wireless Keyboard(多分Magic Keyboardも)の小技をご紹介します。
イジェクトキー(右上の⏏️キー)・・・・ソフトウェアキーボードの表示/非表示が切替え
Fnキー・・・・入力言語の切り替え(つまりiOS用における地球儀キー!
し、知ってました??
まとめ
iPadOS 13.4でマウス/トラックパッド対応が強化され、タッチ無しでもiPadを使えるようになったので、外付けキーボードが使いやすくなりました。
てことで、iPad Air/現行iPad/10.5インチiPad Pro用のSmart Keyboard(Folioではない)を「スタンド」としても使ってみよう!という、少しもったいない使い方のお話でした。
でもせっかくの高価なSmart Keyboardなので、多用途に柔軟に使い倒したいなと、思いました。
よろしければこちら↓の記事も!
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133. iPadOS 13.4で「ライブ変換」が来た!
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iPadOS 13.4では日本語入力が大幅改善した模様!
Trackpadなどの入力装置に注目が集まっていますが、iPadOSでは13.4で、日本語入力まわりが大幅に改善されています。
ライブ変換
噂されていたように、iPadOS 13.4での日本語入力は、macOSでおなじみの「ライブ変換」に対応したようです。
変換キー(スペースキー)を押さなくても、入力された「かな」が自動で適切な漢字かな混じり文に変わっていきます。誤変換も少なく、サクサクと非常に快適です。以前と比べもたつく感じも少なくなった気がします。
それに変換候補が、PCのように縦向きに示されます。
誤変換の修正も、新しい網掛けの美しいUIで、文節ごとの再変換スムーズです。
なおライブ変換は、外付けキーボードの場合にのみ有効なようです。画面上のキーボード(オンスクリーンキーボード、ソフトウェアキーボード)では、従来と変わらないようです。
小数点を含む数字の入力も改善
以前は「10.5」と入力しようとしても、日本語モードだと
「10。5」
のようになってしまい、キーって言う感じでしたが、ちゃんと10.5と変換されます。。12.9も大丈夫。
「快適だわ〜」
思わず「快適だわ〜」と入力してみると、最後の長音が「ー」ではなく「〜」になってくれた。。。これは私の以前の変換から学習されたものか、デフォルト設定かは不明。
感激だわー。。あれ?
まとめ
iPhoneでは、iOSを13.4にして外付けキーボードで入力しても、従来どおり変換候補は横並びでライブ変換もされないようなので、iPadOSのみの機能なんでしょうか。
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132. そう来たかiPad Pro用「Magic Keyboard」
iPad Pro用Magic Keyboardに驚いた!
2020iPad Pro、新MacBook Airが発表されましたね!
「今週に新製品」と噂されていたとは言え、今回の世界的なコロナウイルス禍で春のApple Eventが開催されなかったので、少し不意打ち感があります。
リーク情報も多かったので、iPad Pro本体の諸元についてはサプライズ感は小さめでしたが、いくつかの点で「さっすがアポー!」と驚かされましたよ。
そう来たかMagic Keyboard (^^)/
噂されていたトラックパッド付きキーボードでしたが、限られたスペースにどう実装してくるのか、興味深かったんですよね。それがコレですもんね!思わず「そう来たか!」と笑いましたよ(^^)/
サイトの説明には、
とあります。米Appleのサイトでは、「floating cantilever design」。
恥ずかしながら「カンチレバー」について知らなかったので、Wikipediaを見てみると、
「カンチレバー(英語: cantilever)は、一端が固定端、他端が自由端とされた構造体(特に梁)である。(中略)カンチレバーは、キャンティレバー、あるいはこの省略形としてキャンティと呼ばれることもある。梁におけるものが代表的であり、日本語では片持ち梁、片持ちばり(かたもちばり)と呼ばれる[1]。水泳プールにある飛び込み板は、片持ち梁構造の代表的な形である。」
とあります。ははーん、iPad本体は、ヒンジ部分から伸びた板だけで保持されていて、iPadの下端がキーボード面に着いておらず「片持ち状態」になっている点についてそう呼ぶ訳かな?と思いました。
当然、ヒンジ部分から伸びた板のみによる「片持ち」の場合は、iPadの下部も固定される「両持ち」と比べて、(ヒンジを硬めに調整しているとしても)強度的には不安定(でしょう多分)。なのでiPadの画面をタッチ操作すると、「グラグラ〜」とはいかないまでも、ゆらゆらとiPadが揺れることも考えられます。
ですがこれからはマルチタッチのジェスチャ操作は、トラックパッドに任せることができるので、ほぼほぼiPadには無タッチで操作できそう。なので、多少「ばいんばいん」しそうな構造でも、ノープロブレムなのでしょう。
あと画面拭き拭きの頻度も減りそうですね(^^; だけど、重そう。あと値段が高い・・・(>o<)
打ちやすそうな「Magic Keyboard」
サイトの写真で見る限り、キーボードのキーは、以前のようなファブリック素材で覆われた感じではなく、普通に樹脂製の独立したボタンのようです。「Magic Keyboard」ということで、キーの機構はシザー式で打ちやすそうです。カーソルキーも逆T字型。
ところでMac用のMagic Keyboardは、特段マジカルでもない普通のキーボードなのに、どうして「Magic」キーボードなのかと以前から不思議に思ってました。でも本当は「キータッチそのものがMagic」という位置付けなのかな。バタフライキーボードがコケる前から、Magic Keyboardは打ち心地が良いという意味でその名前にしていたのでしょうか。
遂にiPadがMagic TrackPadとMagic Mouseに対応!
これですよ、これ!
PCと比べたときのMacの使いやすさの理由として、Magic TrackPadとMagic Mouseの存在が大きいと思うんですが、これらが遂にiPadに対応するんですね!いえすっ!
iOS13では「iOS/iPadOSには非対応」でしたが、当初から、OS側で「しかるべき下地」を作った後に、対応させる予定だったんでしょうね。毎度の小出しです(^^;!Appleが得意とする毎年の機能の磨き上げです。
Macのように、Magic TrackPadの4本指スワイプや2本指スワイプで、アプリスイッチャやスクロールが可能になりそうで、うれしいなぁ。
Magic Mouseの方も、今から2年前に「願望」を記事にしていました。待った〜!
Macではマウスの背中を、
二本指タップ(クリックではない)→ Mission Control
1本指スワイプ → ページ送り/戻り/スクロール
1本指タップ → Safariでズーム
などなどとても使いやすいので、iPadでもスプリットビューやスライドオーバー、アプリの切替がMagic Mouseで可能になるのかな?今からワクワクしますね。
マウスカーソルが!
またまた面白いことをやってくれてます。マウスカーソルがウニウニ変形するんですね。
操作対象のアイコンもカーソルのホバーに連動して大きさなどが変化するみたいなので、楽しそうです。実用性としてどうなのか、早く実際に確かめてみたいなぁ。でも、アプリ側での対応が必要なんでしょうか?それともOS側だけでこのカーソルが有効になるんでしょうか?
もしアプリ側の対応が必要なのであれば、Excelとかは対応してくれるまで、時間がかかりそう。今(2020/3/19)でもMicrosoft Officeは、iPadOS13の「複数のファイルを開いたままにする機能」に対応してくれてませんからね。
それにしても、マウスカーソルの変更のような機能拡大は、次のiPadOS14で来るものと予想してました。でも3月中のiPadOS13.4で実現しそうなので、これが自分としては非常に楽しみです。
特に、iWorkが対応アップデートするとの話なので、こちらも早く使ってみたい!
iPadOS 13.4にUpdate!(2020/3/25追記)
下の写真で10.5インチiPad Proの隣にあるのは、乾電池式の初代Magic Trackpadこと、Apple「Magic Trackpad 1」です。
なんとこのTrackpadは、Bluetooth接続できポインタを動かすことは可能でしたが、スクロールやジェスチャは不可でした。
ただし手持ちのLightning端子で充電するタイプの「Magic Trackpad 2」は、すべての機能が使えましたので参考まで!
まとめ
Macもありながら、iPadというコンピュータの新しい使い方を攻撃的に繰り出すApple。いいですね!でもまんまと高い買い物ばかりさせられないように気をつけましょう(^^;!
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131. iPhone・iPad:Windows PCで作ったZip圧縮ファイルがファイルアプリで解凍できない場合の対処法
Windows10のPCで作ったZip圧縮ファイルがiPadで解凍できない!
全国的に新型コロナウイルス対応で大変なこの頃ですが、テレワークで在宅勤務されている方もおられるかと思います。
今回は、ファイルのやりとりでよく使われるZip形式の圧縮ファイルを、パソコンではなく、iPadやiPhoneでファイルアプリで取り扱うときのお話です。
というのも先日、自宅で作業するため、5個くらいのOfficeファイルを、仕事場のWindows10 PCでZip圧縮して自分宛にメールで送りました。
いざ自宅のiPadで開こうとしたところ、「引数が無効です」とエラーが出て解凍できないことがあったんです。
↑ Zipファイルは、Windows10PCでWord/Excelのファイル5個を選択し、右クリックメニューの「送る>Zip圧縮」で作成したものです。iOS13/iPadOS13.3.1のファイルアプリ/メールアプリで解凍できなかった。
以前、日本語のファイル名の付いた複数のファイルをWindows7のPCでZip圧縮したファイルを、iPhoneやiPadなどのiOS機器で解凍(展開)したときに、ファイル名が文字化けしてしまう場合の対処法をご紹介しました。
でも今回は、そもそも開けないってゆう。。
上の図はiPhoneの標準メールアプリの例ですが、iPadのメール/ファイルアプリでも同様にダメでした。
ちなみに、iPhoneやiPadのファイルアプリで作ったZipファイルは、ちゃんと解凍できます。
Documents by Readdleだと普通に解凍
仕方がないのでReaddle社の最強無料ファイルアプリ「Documents by Readdle」で開いてみました。すると、、、
何事もなかったように、文字化けもなく解凍できた!。。ほんとに完成度が高いアプリですね。すんばらしい!
だけどiOSやiPadOSは、まだまだ心許ないなあ(>o<)。
まとめ
ということで、ファイル管理関係で困った時には、Documents by Readdleも使ってみましょう!というお話でした!
iOS/iPadOSには、ファイル管理まわりをもっとしっかりしてほしいところですね!
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130. 【iPhone・iPadショートカット活用】複数の写真/画像ファイルから小容量のPDFを無料作成する便利な方法
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メモ用に写真や画像ファイルからPDFを作ると予想外に大容量になって困る
iPhoneやiPadで撮った複数の写真やスクリーンショットを、ちょっとしたメモとしてPDFにまとめることがよくあります。
でも、写真やスクリーンショット画像は、一つひとつが数メガバイト(MB)程度と容量が大きいので、元ファイルの数が多い場合は、作成したPDFが結構な容量になってしまい、人に送ったり保存したりするときに困ることもしばしば。。
↓例えば下の例では、写真アプリから書き出した花の写真7枚(合計ファイル容量 10.6MB)から、「ファイル」アプリの「PDFを作成」機能を使ってPDFを作った例ですが、元の容量を足し合わせた(10.6MB)よりも大きい容量のPDFファイル(26.6MB)が作成されてしまいます。
↓「ファイル」アプリの「PDFを作成」機能では、元の容量(10.6MB)よりも大きい容量のPDFファイル(26.6MB)になることも。。
でも実はそんな悩みは、iOS/iPadOSの「ショートカット」アプリでシンプルなショートカットを作るだけで、すぐに解決できます!
そこで今回は「ショートカット」アプリで複数の写真/画像ファイルから、小容量のPDFをサクッと無料で作成する便利な方法をご紹介します。
写真/画像ファイルから小容量PDFを作成するショートカットの作り方
「ショートカット」アプリでのショートカットの作り方は、「126. iPad/iPhoneでカンタン省力化!「複数の画像を一括で縮小するシンプルなショートカット」の作り方をステップ・バイ・ステップでご紹介」でもご紹介いたしました。こちらも是非ご参照ください↓↓
上記の記事では主にiPhoneの画面を使いましたが、今回は愛用のiPad mini 5の画面で、ショートカットの作り方を順を追って見ていきましょう。
1)「ショートカット」アプリを起動
アプリを起動し、新規作成をタップ。
↓「ショートカットを作成」をタップ
2)「詳細」を設定
次に青丸(…)ボタンから「詳細」に行きます。
何か分かりやすいショートカット名を付け、「共有シートに表示」をONに。「共有シートタイプ」は「ファイル、イメージ」を選び、完了。
3)イメージ変換アクションの追加
編集画面に戻って「変換」で検索します。「イメージを変換」アクションを見つけてタップすると、アクションが追加されます。
(↑ここで一番上にある「受け入れる」は、最初の詳細シートで「共有シートに表示」をONにしたことにより表示されます)
↑「表示を増やす」をタップし「画質」と「メタデータを保持」お好みで設定します。
4)サイズ変更アクションの追加
次に「サイズ」で検索し、「イメージのサイズを変更」アクションをタップして追加します。
↑数値は、横 x 縦のピクセル数を任意に入力できます。ここでは横1000ピクセルと入力。メモ用途なら、横1000ピクセルもあれば十分な解像度だと思います。
高さの部分は、「自動高さ設定」のまま放っておきます。
5)PDF作成アクションの追加
次に「PDF」で検索すると「PDFを作成」アクションが見つかるので、これをタップ。
↑表示を増やして、お好みで「余白を含める」をOFFにしたりします(ONにすると変に余白が入ります)。
6)ファイル保存アクションの追加
最後に「保存」で検索し「ファイルを保存」アクションをタップして追加。
7)完成
これで出来上がりです。
現時点では、最初の選択ファイル数が(10個等のように)多くなると、ショートカットが上手く動作しないことがあります。ショートカットアプリのバグ? もしかしたら私の勉強不足で上述のショートカットに不備があるかもしれません。1〜7個程度までならちゃんと機能するのですが、必要な改善点が分かり次第修正したいと思います。
「ファイル」アプリで使用
「ファイル」アプリ上で、冒頭でお示しした7つの画像ファイル(合計容量 10.6MB)をすべて選択し、共有シートから今作成したショートカットを選択します。
↓PDFの保存場所を同じフォルダに指定して保存してみました。
↑できたPDFのファイル容量は、7枚の画像ファイル込みで1.6MBに。十分小さいですね!
↓ファイルアプリでプレビューしてみると、画面上では目で見て分かるような画質の劣化もなく、綺麗なものです。横1000ピクセル、JPEG圧縮率50%でもメモ用途なら十分な画質です。
「写真」アプリで使用
上の例では「ファイル」アプリに保存した画像ファイルをPDF化しましたが、今度は「写真」アプリで、同じ元の写真7枚を選択し、今回のショートカットを適用してPDFを作成してみると。。。
↓「写真」アプリでも共有シート経由で、今回のPDF化ショートカットを適用可能。
↓作成したPDFを同じフォルダに保存。ファイル容量は同じ1.6MBでした!よっしゃ!
ところで「プリント経由」でPDF化すると?
以前の記事でも何度かお伝えしている、PDF親和性の高いiOS/iPadOSならではのPDF作成方法である、プリントシート経由でピンチアウトするって言う、あのテクでもPDFを作成してみました。
↓なお実機のプリンタは不要です。
↓グイッとピンチアウトすると!
↓既にPDFのプレビューになるんだなこれがまた。共有ボタンをタップ。
↓これ幸いと、ファイルに保存。
↓ ところで話はそれますが、iOS13/iPadOS13からApple様は、ファイル保存時の新機能として、「新規フォルダを作成したり、ファイル名を変更したり」という『有って当然、無かったiOS12までが辛かった!』という有難い機能をお恵みくださいました。。。
↓ファイル容量を確認しましょう。
↑うわでかっ。作成されたPDFは、28.3MBと大きめですね。でも画質はよいはず。
PDFファイル容量の比較
最後に各方法で作成したPDFのファイル容量の比較表です。
PDF化の方法 | 作成したPDFの容量 |
---|---|
ファイルアプリ>その他ボタン>「PDFを作成」機能 | 26.6MB |
ファイルアプリ>今回のショートカット | 1.6MB |
写真アプリ>今回のショートカット | 1.6MB |
ファイルアプリ>共有シート>「プリント」経由 | 28.3MB |
ということで、画質を求めないメモ用途であれば、今回作ったようなショートカットで画像ファイルをPDF化すると、ファイル容量を大幅に低減できるので、あとあとのPDFの取り回しが大変楽になることがわかりました。iCloudの容量も節約できます!
まとめ
てことで、容量の大きな複数の写真もしくは画像ファイルから、容量を圧縮して小容量のPDFをサクッと無料で作成する方法をご紹介しました。便利ですよね!?
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129. iPadの画面カバー内側が汚れるのを防ぐ新しい折り方をご提案!
iPadの画面カバーが汚れる
iPadにカバーを着けて使っていると、画面カバーの裏側が汚れてきませんか?
これはご存知のとおり、画面カバーをスタンドとして使う際に、机面に接するためです。
特にカバー裏面には、傷を付けずにiPad画面の脂汚れを取るためのマイクロファイバーの布面が貼ってあるので、これがアダとなって、机の汚れもきれーにカバーの内側に拭き取ってくれちゃってしまうんです。いやだー(>o<)。
しかも汚れは毛の間に入り込むので、簡単には除去できません。
↓ぐわっ!こ、これはひどい。。(Procreateで描いた想像図です(^^;)
どうにかならないものでしょうか?
そこで、Apple Pencil収納対応の手持ちのカバー(しかもタイピングモード)に限ってのお話ですが、いいことを思いつきました。こんなんはどでしょうか??
画面カバーが汚れにくい折り方のご提案!
どうやるかと言うと、タイピングモードのスタンド状態にするとき、画面カバーのマイクロファイバー面を内側にするんです。(写真はiPad mini 5用の「Benazcap ZtotopCase」です→Amazonの該当ページ)
↓↓↓ ほれ。
こうすれば、汚れはカバーの外側に付きますし、湿らせた布やティッシュで拭けば除去できます。
ただ、この折り方で安定したタイピングモードを保てるケースは、カバーの根本の長さに余裕のある、Apple Pencil収納スペースのあるタイプのケースだけかもしれませんが。。
↑ カバーの根本の長さに余裕があって、そこで作られるループによって、磁石で弱く固定されたカバーの先端がはまって、動かなくなるんです。
↓これは上述のZtotopケースで、マイクロファイバー面を内側に折った例です。カバーの外側が机に接触。非常に安定していて、上から強く押しても形崩れしません。
↓本来と違う折り方とは言え、見た目もいいと思うんです。
↓これは同じケースで本来の折り方をしています。机のとの角度は、上と同じ18度です。
↓本来の折り方(マイクロファイバー面が外向き)。
上の角度を表示している写真は、iOS/iPadOSの「メモ」アプリの定規の機能です。写真アプリにて予め机面を水平にし、これを「コピー」し、メモアプリにペーストし、定規を出して、角度の数字が出ている間に外付けキーボードでスクショを撮りました(⌘+シフト+3もしくは4)。
この折り方ができるのを確認したケース
以前の記事でご紹介した3つのケースで、この折り方が可能なのを確認しています。
もちろん、わたしが持ってない沢山のケースについては試していません。悪しからず。
↓ FINITIE iPad mini 5用Apple Pencil対応ケース ringodougu.hatenablog.com
↓こちらの記事では、
いずれもApple Pencil収納対応)の写真を載せています。
Smart Coverではちょっと難しい
下の写真のように、Apple純正のSmart Coverでも、この折り方はできなくはありません。
でも磁石の力だけで辛うじて形を保っている状態なので、上からの少し強い力がかかっただけで外れてしまいます。
まとめ
てことで、iPadカバー内側の汚れを防ぐ折り方をご提案させていただきました。いいでしょ??
最初は慣れなくても、さっと折れるようになるので、この手のケースを使っている方は、どうぞお試しくだされ!
もしよろしければ「読者になる」ボタンを押してくださいませ。
128. グレーのLogicool Crayon for iPadをレビュー
グレーのLogicool Crayonが2020年元旦に到着!
新年明けましておめでとうございます。
さて2019年12月末に、iPad mini 5用のSTMケースとLogicool Crayonの新色グレー(以下Crayon)をApple Storeアプリで注文しました。STMケースの方は、2日後に到着したので、前回レビュー記事を書きました。
一方のCrayonは、注文した時点では出荷予定日が2月下旬になってたんですが、現在は流通が改善されているようで、なんと元旦に届きました。
「Logicool Crayon for iPad」(以下Crayon)自体は、オレンジ色のものが2018年3月ごろ?に発売されました。そのときは購入しなかったので、今回が初購入。
てことで、まだ短期間ですが、使ってみた感想と調べたことを書きたいと思います。
開封
箱はこんな感じでした。
簡単な説明書(下のリンク)が同封されていました。公式サイトへのリンクを貼りましたので、興味のある方はどうぞ。↓
外観・持った感じ
本体表面がアルミ製なので、樹脂製のペンシルと比べてひんやりしており、サラサラな一方、ちょっと滑りやすい印象です。
元々グレーが好きな自分としては、今回の新色追加はうれしい。この色が出なければ、買ってませんでした。
Apple Storeのリンクにあるように20gということで、重さ第1世代のApple Pencilとほぼ同じです。
本体の形状は、楕円形に近い形なので、どこかに転がっていく心配は無用なのは良いところ。
充電
写真↓のように、本体上端に充電用の端子があります。ここにLightning端子を挿して充電。キャップの紛失の心配がないのも良い点ですね。
上述のセットアップガイドには、0%から100%の充電に30分かかると書かれていいます。また、充電中は使用できないとも書かれています。充電中に試してみると、やはり動作しませんでした。なお、バッテリーは7時間持続するとのことです(こちらに書いてあります)。
使う前の準備(Bluetooth接続はしなくてよい)
上述のセットアップガイドによると、Crayonを使うには、
1)iPadに既にペアリング済のApple PencilのBluetooth登録を解除する
もしくは、
2)BluetoothをOFFにする(この場合Apple Pencilの Bluetooth登録は解除しなくてよい)
ことが必要とのことです。
最初、自分は「CrayonもBluetooth接続なんだろうな〜」と思ってましたが、Bluetooth通信は用いないんですね。
実際に、設定アプリ>Bluetoothにて、BluetoothをOFFにしてるのに、Crayonはちゃんと動作しました(Crayonで画面を下に引っ張っているところです↓):(;゙゚'ω゚'):。
ただ、Bluetooth通信を用いないので、バッテリー残量の確認のような部分で、使い勝手に差がでてくるようです。
【余談】BluetoothをOFFにする手段には、1)コントロールセンター、2)設定アプリ>Bluetooth、の2つがあります。
でも「1)コントロールセンターでBボタンをOFF」にしただけでは、「一部の機器の接続をOFFにするだけ」なので、Apple Pencilなどは接続されたままになっています。本当にOFFにするには、設定アプリ>BluetoothでOFFにしないといけないので、注意が必要です。
バッテリー残量を知るには
セットアップガイドによると、バッテリー容量については、本体電源ボタンの側にあるLEDインジケータで確認できるようです。
- 電源ボタンを押すと緑に光る・・バッテリーは十分(10%以上)
- 電源ボタンを押すと赤に光る・・バッテリーが10%を切っている
- 何も押さなくても赤で点滅・・・・・・バッテリーが 5%を切っている
なおiPadのバッテリーウィジェット上には、Crayonのバッテリー容量は表示されないので、本体のインジケータで確認するしかないという点が、ちょっと不便ではあります(Apple Pencilのバッテリーは、iPadのバッテリーウィジェットに表示される)。
バッテリー関連の情報がiPad上で得られないことも、Bluetooth接続ではないことのデメリットの一つではあるようです。
一方のApple Pencilは、Bluetooth通信を使って電源情報をiPadに送ってるんでしょうね。
Bluetoothでペアリングしない「メリット」:複数のiPadで同時に使用できる
でもBluetoothを用いない(ペアリングしない)ことのメリットがあります。それは複数のiPads(2018年以降)で同時に使えることです。
一方Apple Pencilは、iPadとBluetoothでペアリングしているので、複数台のiPadで同時には使えません(その都度、ペアリングしなおせば可能ですが)。
iPadやiPhoneを活用するとき、一方でコピーして他方に貼り付ける、などが簡単にできるので、調べものや勉強で資料を作ったりするときに便利です。
特に複数のiPadを使うときは、手に持ったスタイラスが両方で使えるのは、すごーく便利と思われます。スタイラスを持ち替えなくていいから、作業が捗ることでしょう。。
Crayon対応のiPadを複数台使って作業したいけど、Apple Pencilを2本も買いたくない!という方には、Crayonがおすすめできますね。
使い勝手
下のような例で、Apple Pencilとほぼ同じ使い勝手がありました。
- ホームスクリーンのフリック
- アプリやボタンのタップ
- 画面左右下のカドからのフリックによるスクリーンショットの撮影
- なおApple Pencilと同じように、画面端からのフリックでは「コントロールセンター」や「通知センター」を出せません
またApple Pencil対応アプリでも、調べた限りではApple Pencilと同様に使えました。
- OfficeやiWorkでの挙動設定(すぐに描画するか、図形などの選択に使うかの設定)もApple Pencilと同じ
- 設定>メモアプリにて、ロック画面のペンでのタップでメモアプリを起動できる
- Notability、GoodNotesで「指ではスクロールのみ、Crayonでは描画のみ」とか「綺麗な図形に変更する機能」も有効でした(ただし筆圧検知機能は使えません)
- Pixelmator、Procreateも筆圧以外は正常に動作
Apple Pencilの設定についての記事も是非!
筆圧は検知はされないが傾き検知は可能
Apple Pencilと違い、筆圧検知機能がないので、その分の表現力は求められないです。
でも傾き検知はあるので、任意に描線の太さを変化させることは可能です。
メモアプリでの描画
ではペンを傾けたときの描線の違いをメモアプリの描画でみてみましょう。傾きを変えると、やはり太さが変化しています。
【蛍光ペン(太さ:中)】
小 <<< 傾き >>> 大
【えんぴつ(太さ:中)】
小 <<< 傾き >>> 大
【ペン(太さ:中)】
なぜか「ペン」は、傾きを変えても線の太さが変わらないんですが、早く動かすと太くなるんですね。このことはどこにも書かれていないような。。
↓ま、3段階くらいの変化みたいですが。
【ペン(太さ:中)】
遅い <<< ペンを動かす速さ >>> 速い
これだけの変化がつけられるのであれば、メモ用途であれば、特に困らないんではないでしょうか。
Procreate
次にProcreateを例にApple Pencilと比べてみました。
↓まずブラシをスケッチの鉛筆(6B)にしてみると、筆圧検知の有無が描線に出ているのが分かります。ただ、傾きについては、Crayonでもしっかり効果が見られました。
次にペイントのガッシュというブラシです。この手の筆先では、筆圧機能の有無がハッキリ出てますね。
このように、Crayonの傾き検知に関しては、Procreateでも有効だと確認できました。
カツカツ音は少し大きい?
先端チップがApple Pencilと共通だとは言っても、筆圧感知機能のために、スプリングで先端が微妙にスイングする仕組みになっているApple Pencilと、固定してあるCrayonとの、違いによるものだと思うのですが、画面をカツカツとタップした時の音が、Apple PencilよりCrayonの方が、ほんの少しですが大きいです。
やはり10.5インチiPad Pro(2017)では使えない
Crayonは「2018年以降の全iPadに対応」。ダメ元で一応確かめましたが、手持ちの10.5インチiPad Proでは動作しませんでした。iPad mini 5(2019)ではちゃんと使えます。
iPad mini 5用 STM Dux Plus Duo ケース
Crayonは現時点では、対応するケースの種類が少ないのが難点ですよね。 前回の記事で書いたCrayonとApple Pencilの両方に対応したSTM Duxケースに、装着してみました。出し入れも快適です。
こちらの記事もどうぞ↓
外出先で使うときApple Pencilより荷物が増える?
第1世代Apple Pencilを外出先で使う場合、iPadのバッテリーがもつ時間内であれば、Apple Pencil充電用の荷物は不要です。
でもCrayonの場合、バッテリーはフル充電で7時間程度持つようですが、それ以上に使う予定なら、iPadから直接の充電はできないので、充電のためのLightningケーブルやモバイルバッテリー、ACアダプタなどが必要になります。荷物の量という意味では、Apple Pencilの場合よりも増えますね。
もし誰かにプレゼントするなら・・
もしあなたが誰かにiPadとスタイラスをプレゼントしようと考えていて、Apple PencilとCrayonのどちらにしようかと思案中であれば、ひとつ考慮した方がいい点があります。それは、その相手がこういった電子機器になじみがあるかどうかです。
というのは、電源状態とバッテリーの確かめ方がちょっと面倒だからです。
Logicool Crayonは電源が自動でOFFになるので、「動作しないなー」と思ったら、バッテリー残量がゼロなのか、単にOFFになっているだけなのかを調べないといけません。
それには、
- 電源ボタンをカチッと押してみる
- LEDが点灯するならそもそも電源はON
- LEDが点灯しないなら電源はOFF
- OFFなら電源ボタンを1秒以上長押ししてONにする
というふうに、ちょっと面倒です。説明にも手間がかかります。かたやApple Pencilの方は常時電源が入った状態なので、ON/OFFのことは考えなくていいんです。
またバッテリーの残量の確認方法も同様。LEDの点灯具合で確かめるしかありません。Apple Pencilだとバッテリーウィジェットに残量がでているので安心なんですよね。
なので、もし誰か電子機器に不慣れな人にプレゼントしようかな、とお考えであれば、Apple Pecnilをお勧めしたいです。
まとめ
ということで、Logicool Crayon for iPadについて気づいたところを書きました。性能が高くて、持ちやすいし、使いやすいスタイラスですね。でも既にApple Pencilを持っている人は、Crayonを買うメリットは小さいかも。
しかし第一世代のApple PencilとCrayonで、とどちらにしようかと迷っている方には、筆圧検知の必要性で判断するとよいでしょうね。絵やイラストをよく描くのであればApple Pencilにした方がいいけど、メモ用途がメインなら、Crayonで十分に役立つと思います。
また複数のCrayon対応iPadを持っているけどApple Pencilは持っていない、もしくは1本しか持ってないという方は、少し安く、複数台のiPadで同時に使えるスタイラスとして、Crayonを選ぶ価値はあると思いますヨ!
私はしばらくiPad miniは、このCrayonの方で運用してみようと思います。
参考【YouTube】Introducing Logitech Crayon for iPad https://youtu.be/W7Qm_uGM3hc
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