137. iPadでMagic Trackpad 1とMagic Trackpad 2を試す
2020/07 新ブログ「りんご道具な生活2」にも是非お越しください!
- iPadOS 13.4でMagic Trackpadを試す
- Magic Trackpad 1(非サポート)
- Magic Trackpad 2(サポート対象)
- おまけ1:せっかく覚えたiPadジェスチャが使えない
- おまけ2:Magic Trackpad 2の横幅はiPad画面と同じ160mm
- まとめ
iPadOS 13.4でMagic Trackpadを試す
前回は、iPadOS 13.4でのMagic Mouseの使用について記事にしました。
今回は、Magic Trackpadについて。
iPadOSでは、Magic Trackpad 2のみをサポートしているようですが、では実際、Magic Trackpad 1はどの程度使えるのでしょうか?今回はMagic Trackpad 1と2を試した結果についてご紹介します。
下の写真で、左が単三2本で動くMagic Trackpad 1、右がLightningケーブルで充電できるMagic Trackpad 2です。
重さは、エネループ2本を含むMagic Trackpad 1の方が175g、充電式のMagic Trackpad 2の方が231gと、電池を入れても旧MT1の方が軽いようです。
Magic Trackpad 1(非サポート)
1)カーソル移動による操作は有効
旧式のMagic Trackpad 1でも、iPadへのBluetooth接続は難なく完了します。
操作してみると、ポインタは無事動作。またプレスすることでのクリックは有効でした。よかった。。
あと、カーソル移動による各種操作も、ほとんど有効。
- ホーム画面でカーソルを上端に・・・通知センター
- ホーム画面でカーソルを下端に・・・Dock表示
- ホーム画面でカーソルをもっと下端に・・・ホーム画面
- ホーム画面でカーソルをもっともっと下端に・・・App切り替え
- ホーム画面でカーソルを右端に・・・Slide Overアプリを表示
- ホーム画面でカーソルを再び右端に・・・Slide Overアプリを非表示
- ホーム画面でカーソルを右上隅に・・・コントロールセンター
- 通知センターでカーソルを下端に・・・通知センターを消す
2)2本指スクロールはできない
しかし残念ながら、2本指でなぞることによるスクロールは、使えませんでした。
ただ、 メモや設定アプリでは、プレスしたまま画面をドラッグすることによるスクロールは可能でした。ですがSafariでは、プレスした時点で文字入力モードに入ってしまうので、画面をドラッグしても、Webページをスクロールさせることはちょっと実用性はないと思います。
この辺りの機能不足な具合は、Magic Mouse 1の場合と同じですね。
3)設定画面
Magic Trackpad 1では2と違い、トラックパッド上での指の動きをピタリと一致していて、カーソルに慣性がつきません。つまり、指を離してもカーソルが少し滑っていくような洒落た動作はありません(Magic Trackpad 2ではこれがあります)。
またMagic Trackpad 1の設定画面では、タップでクリックのスイッチがないので、タップでクリックすることはできないようですね。
4)AssistiveTouchで機能追加ができるか
Magic Trackpad 1でも、どうにかしてスクロールなどの機能を追加できないか、
- 設定アプリ>アクセシビリティ>タッチ>AssistiveTouch>デバイス
で設定を試してみましたが、新たな機能割り当ては、できないようですね。残念!
Magic Trackpad 2(サポート対象)
次に本命のMagic Trackpad 2です。
1)3本指ジェスチャーが有効
こちらはポインタ動作、2本指によるスクロールやSafariでの「進む/戻る」、各種ジェスチャーとも、当然ながらすべて問題なく動作します。
また3本指による各種ジェスチャーが使えます。これこそがMagic Trackpad 2を使うべき理由でした!
- アプリ画面で3本指で左右スワイプ・・・全画面のまま前のアプリに
- ホーム画面で3本指で左右スワイプ・・・アプリ切り替え
- アプリ画面で3本指を上にスワイプ・・・ホームに戻る
- アプリ画面で3本指を上にもっとスワイプ・・・Appスイッチャー
- アプリ画面でカーソルを下に・・・ホームに戻る
↓ Magic Trackpad 2の3本指スワイプでアプリをさっと切り替える。いやー便利!
ただし、Magic Trackpad 1で使えた、
- ホーム画面でカーソルをもっともっと下端に・・・Appスイッチャー
というのは無効。おそらくAppスイッチャーの表示は、3本指でやってねってことでしょう。
2)プレス不要、タップでOK
またMagic Trackpad 2では、プレスしなくても表面をタップするだけでクリック動作とみなす設定もできます。手指の疲れが半減します。
この場合、マウスでの右クリックにあたる「2本指での副ボタンのクリック」もタップ対応になるので、「2本指タップでメニューを出す」ことが可能になり、非っ常〜に使いやすいですね。
3)タップでテキスト編集も楽に
タップで済むということは、例えばテキスト上でダブルタップして単語を選択。もしくはトリプルタップしてパラグラフを選択したり。
その上で2本指タップしてメニューを出すのも楽。
またファイルアプリでも、ファイルを2本指でタップすると、ファイルを長押ししなくても、コンテクストメニューを『ペシッ』と出せます。
おまけ1:せっかく覚えたiPadジェスチャが使えない
ところで、iOS 13からは、テキスト編集機能の一つとして、iPad画面で3本指ピンチイン/ピンチアウトして「コピー/ペースト」というのがあります。半年経ってやっと慣れてきました。
だけどトラックパッド上で3本指でピンチインしたりしても、何も起きません。せっかくこのジェスチャーに慣れてきたのに(^^;。。iPad画面専用ですね。
トラックパッドでは、副ボタンクリック(2本指タップ)でコンテキストメニューを表示させてからコピー/ペーストしましょう。もしくは外付けキーボードで⌘+C/⌘+Vとした方が早いかもですね。。
おまけ2:Magic Trackpad 2の横幅はiPad画面と同じ160mm
Magic Trackpad 2の横幅、11インチiPad Pro/10.5インチiPad Pro/Airの画面の短辺、iPad mini 5の画面の長辺は、全て160mmです。
なぜでしょうねぇ?いつか理由を知りたいものです。
まとめ
iPadOS 13.4でサポートされたトラックパッド。
自分もですが旧式のMagic Trackpad 1をお持ちの方も多いと思います。実際に繋げてみると、接続はできるもののかなり機能に制約があるので、iPadでトラックパッドを使うのであれば、やはりMagic Trackpad 2がベストのようですね。
Magic Trackpadの購入を検討しているiPadユーザーの方の参考になればと思います。
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