138. iPad用iWork:マウスやトラックパッドやApple Pencilでの図形操作が容易に!
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iWorkのマウス/TPサポートが進化→図形の選択や回転がしやすくなった!
去る4月2日、iOS/iPadOS用のオフィスアプリiWork(Pages、Numbers、Keynote)がそれぞれver 10.0にアップデートされました。
多くの機能追加があるようですが、その中の一つに、iPadOS 13.4で大幅に改善されたマウス/トラックパッドへの対応があります。
これまでもメモアプリでカーソルが「I」形に変化するなど、テキスト編集でのカーソル機能は改善されていましたが、今回iWorkは、PCやMacのOfficeでのマウスカーソルと同様に、表や図形を扱うときにもカーソルが変形するようになりました。
それでは具体的に見ていきましょう。
図形や表の操作
図形や表を扱うとき、丸カーソルがぷよんとしたモーフィングアニメで二つの三角形に変わります。下図はNumbersで、グラフのサイズを変更する場面。
下は同じくNumbersで、表のセルにオートフィル操作を加えているところ。「月」「火」と入力したセルを選択すると黄色い丸いマークが現れるので、これを下にドラッグして残りの曜日をオートフィル入力したところ。自動でカーソルが二つの三角形に。
ちなみに、Apple Pencilでも表のセルの選択などは可能ですが、オートフィルはどうなのか試したところ、選択されたセルの枠をタップした時点で枠の色が黄色に変わり、無事にオートフィルできました!
多様なポインティングデバイスが使えて、iPadの操作は面白いですね。
複数図形の選択が楽に!
また、複数の図形を選択する方法も手段が増えました。
例えばWindows PCのOfficeで複数オブジェクトを選択するには、
- Control + A (AllだからA)
- ShiftかControlキーを押しながら複数図形をクリック
- マウスのドラッグで四角形を作って選択
などの方法があります。
一方iPad用iWorkの方はこれまで、
- コマンド⌘ + A
- Shiftかコマンド⌘キーを押しながら複数図形をクリック(or タップ)
- 余白部分でメニューを出して「すべてを選択」
という方法がありましたが、今回新たに、
【New!】マウスのドラッグで四角形を作って選択
が追加されました!PC並みに楽ティンですネ!
↑ もしやと思い試してみると、Apple Pencilでも可能でしたっ(てゆうか指タッチでも可)!↓ →Keynote新機能ページへ
もちろんWinPCやMacのように、Shihtやコマンド⌘を押しながら再度クリックすると、選択解除も可能です。
図形の回転もMacの作法で
MacのiWorkでは、コマンド⌘を押すとマウスカーソルが図形回転モードになりますが、iPadOSにも同じ機能が準備されました。
コマンド⌘を押すと、MacでのiWorkと同様に、図形を回転できることをカーソルが示してくれます。またiPadでも、回転操作中にShiftを押しておくと回転が45°刻みになります。
指での回転も楽に!
図形を指で回転させるとき、まず図形の中心付近に指1を置き、もうひとつの指2で周りの余白部分で指を滑らせる動作をすることによっても、回転させられるんですね!
私は以前までは、クイッとひねって図形を回転させるための指は、図形の中に置かないといけないと思ってましたが、もしかして以前から「図形外」でもよかったのでしょうか?(^^;? いずれにしても、作業効率のアップに貢献してくれそうです。
まとめ
ということで、今回はiWorkのマウス/トラックパッド対応により、順当に便利な進化を遂げたと言うお話でした。無料な高機能オフィススイートを楽しく活用して、免疫を高めて乗り切ろう!!!
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