059. 12.9インチ版Smart Keyboard Folioをレビュー
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12.9インチ用Smart Keyboard Folio
2018年11月に12.9インチiPad Proを購入した当初、Apple Pencilと合わせて10万円台後半の出費が痛かったので、Smart Keyboard Folioの購入は見合わせてました。
ですが2ヶ月余り使って来て、やはりキーボードとスタンドの機能を兼ねたこの製品が要るよね欲しいよねと言うコトで、今回US配列版を購入しました。そこで打ち初めを兼ねて、10.5インチ版との比較や、大多数の人にはどうでもいいかも知れないことを中心にレビューしたいと思います。
外観
箱です。いつもながら立派な箱。
↓iPad背面を保護するカバー部分。多数の磁石が仕込まれてます。砂場に落とすと砂鉄がくっついて大変なことに。取ろうとすると傷が付いて・・ひゃー恐ろしい。
↓キーボード部分の外側。床面に接触する面なので、TPUの丸いクッションを貼り付けて浮かせたいなと。
↓質感はさすがに良いです。
↓キーボード部分。極限までムダがない感じがするUS配列が個人的に好きです。
10.5インチとの比較
使い込んだ10.5インチ用Smart Keyboardを上に置いてみました。キーピッチは、10.5インチ用が約18mm、この12.9インチ用が約19mm。ソフトウェアキーボードのキーピッチとはちょうど逆ですね(過去記事053)。
↓Space、Shiftもさることながら、Commandキーも結構違いますね。文字キーの大きさ自体は、10.5インチ用が約14mm、12.9インチ用が約15mmでした。
↓Shiftの白抜き矢印が、なくなってます。
↓おや、CapsLockの矢印も。
打鍵感や重さ
キーを打った感じは、10.5インチ用Smart Keyboardとあまり違わないと思います。使用し始めてすぐは、指が底打ちして痛い感じも同じですな。しばらく打ってると、このキーボードに合った力加減に慣れて、快適に打ててくるところも同じです。
なおキーボードフォリオ本体の重さは手元のキッチンスケールで409gでした。
iPadの設置角度
手前が、より寝かせた角度の12.9インチ(2018)、奥が10.5インチです。両者の角度はピッタリ一致してて驚きました(^^。机との角度は約50度ですね。この角度が使いやすいんですよ!
【各種ケースとiPad Proの角度について】
角度については下の記事にも書いているので、よかったらご覧ください↓
iPad Pro本体が揺れる問題
下の図の黄色い丸の部分ですが、結構固めにできています。
なので、Appleのサイトの説明イラストにあるようには、クニャッとは曲がらないんです。
そうすると、iPad Proを支える斜めの板の部分が、床に接地しないんです。
これが原因で、iPad Pro本体を操作したりApple Pencilで突っついたりしたときに、iPad Pro本体がバインバインと揺れます。
もしかしたら、使っているうちに、右の絵のようにクニャッとなってくれるのかもしれません。そうなってくれると、iPad Proの揺れの問題も解決するだろうと思います。
でも、この黄色い丸で囲んだ部分が、閉じたときに本で言うところの背表紙に当る部分でありiPad Proの側面を保護する重要な部分であることや、既に購入直後のこの状態で10.5インチ版と同様の使用時角度が実現されている事実から考えると、もしかしたら、これが最終形態なのかも知れません。この件は、忘れなかったら、レビュー記事にしたいと思います。
【2019/5/9追記】4ヶ月ほど使用しましたが、上の写真の黄色い丸で囲んだ部分は、形状に変化はありません。この接続部の材質は結構硬めなので、右のイラストのように「支え板が床に設置する」ことはなさそうです。
作りはチープ?とは思いません
このKeyboard Folioは作りがチープという声をStoreのレビューで目にしていたので、実物を確認するまで少し心配しました。
でも材質や質感は、これまでのSmart Keyboardとほぼ同じだと思います。私は初代12.9インチiPad Pro用、9.7インチiPad Pro用、10.5インチiPad Pro用(JIS、US)と、歴代のSmart Keyboardを使ってきました。それらと比べて特段チープだとは感じませんでした。
【Smart Keyboardに関する記事】
質感に関して誤解を招きかねないAppleサイトの画像
過去にiPad Pro用純正キーボードを購入したことのある人にとっては周知の事実ですが、このKeyboard Folioは、従来のSmart Keyboardと同様、キーボード表面が、化学繊維で織り込まれたように見える材料で覆われてますよね。
でもAppleのサイトの画像(CGのレンダリング)を見ると、キーボードのキーの表面がスベスベであるように描かれているので、普通の硬いプラスチックでできているように見えてしまいます。なので、初めてiPad Pro用のSmart Keyboardを買った人にとっては、実はファブリック材だとは思いもよらないでしょうから、「思ってたのと違う」感を抱いてしまうのかもしれませんね。
↓AppleのWebサイトの画像を拡大したもの。キー表面はツルツルの普通のプラスチック製であるかのように見える。このCG画像はカッコいいけど、あまり適切じゃないよね〜と感じますね(^^;
↓実際のキーボードの表面は違う。触った感じはザラザラ(でも頑丈な織物製)。
「が」で改行されてしまう不具合はご健在ですヨ
iOS11のころからあった、「が」と入力すると、その「が」は消え、なおかつ改行されてしまう、と言うiOSの不具合は、この高価で、かつ毎秒何兆回もの演算性能を誇るA12X Bionicチップを搭載した高性能コンピュータであるところの12.9インチiPad Proと、弐萬円以上もする軽量かつ高品質の12.9インチiPad Pro『専用』キーボードの組み合わせにおいても、
しっかり再現されています!くわっ
あなたのでは、こんな不具合はないですか? ぼくのだけでしょうか?
てゆうか不満なら使わなければいいんじゃないかい「が」を。全ての助詞「が」を「は」で代用すればいいってことですねorz。
こちらの記事も是非↓
まとめ
高いけど流石に純正。品質は最高です。高いけど角度はホントちょうど良いです。高いけどキーも叩きやすいし。
それと何より、閉じたときに画面に触れるマイクロファイバー面が、使用時に床面に触れてしまうという従前の仕様が改善されたのは、自分としては満足できるところです。
ソフトウェアキーボードを使ったり、このキーボードを使ったり、気分によって入力方法を変えられるのもiPadの魅力のひとつだよネ!と、でもこれ高いよネ!と、呟いてレビューとします。
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