004. JIS(日本語)配列Smart Keyboard。最下段のキー配置が変!?
JIS配列 Smart Keyboard(10.5インチiPad pro用)について
Appleは、今年6月のWWDCで、10.5インチ版iPad Proの発表と同時に、日本語JIS配列のSmart Keyboardを発表しました。JIS配列のキーボードを待っていた多くの方は、この発表を喜んだのではないでしょうか?
私はこれまで、MacやiOS機器で、US(英語)配列のキーボードを使ってきたのですが、「せっかくなのでこの際、「英数」「かな」キーのあるJIS配列に戻してみようカナ!」と、今回はJIS配列のSmart Keyboardを購入しました。
ところが。。。
JIS配列Smart Keyboard購入前に調べたこと
JIS配列の場合、その仕様から、US配列の場合よりもホームポジションがどうしても左に寄ってしまいます。ですので、購入に先立って、どのくらい「偏り」があるのか、写真から確かめてみました。
USとJIS配列のホームポジションの偏りの差は、あっても5mm程度と小さい
その結果、US配列とJISとで、ホームポジションの偏りの差は、約5mm程度しかなく、大差ないことがわかりました(ちなみにMac用のWireless Keyboardだと、US配列とJIS配列とで、ホームポジションの偏りの差は1cm程度もあります)。
と言うことで、今回はJIS配列の購入に踏み切りました。
JIS配列Smart Keyboard到着!使用!がーん!
ヨドバシ.comにて注文し、翌日夕方には自宅に届きました。いつもながら早いです!早速10.5インチ版iPad Proに取り付けて使ってみました。
キータッチは9.7インチ版用のSmart Keyboard(US)と変わらず、静かに快適にタイピングできました。よしよし、とApp Switcherのショートカットを叩いた途端、大変なことに気づきました(>o<)!私の指が、Command+Tabではなく、英数+Tabを押してしまうんです!
US配列とJIS配列とで、App Switcherのショートカットキーを比較した図
これには参りました。もう手の感覚が完全にUS配列に慣れてしまっており、US配列であればCommandキーがある場所に、「英数」キーがあるため、これを押してしまうんです。もし書類の作成中であれば、キャレット(入力カーソル)のある場所に「意図せずにタブ(幅のある空白)を挿入してしまう」コトになります!今後iOS11で、よりPCライクにApp Switcherのショートカットを使っていこうと思う自分としては、これは大きな問題でした。。
最下段のキー配置に違和感が。。
このJIS配列のSmart Keyboard、タイピングすると他にも違和感がありました。その違和感が何か、最初はわからなかったんですが、文字キーの一番下の行の文字を打つときに違和感を感じることに気づきました。
違和感の原因:Apple Wireless KeyboardではUSとJISとで上・中・下段文字キーの配置は同じなのに、JIS配列のSmart Keyboardだけ、下段のキーが左に寄っていたのです。
この写真から分かるように、上から3つのキーボード(Apple Wireless KeyboardのUS配列とJIS配列、そしてSmart KeyboardのUS配列)は全て、中央のGとHの丁度中間に、Bのキーがあるような配置になっています。
でもSmart KeyboardのJIS配列の場合は、Bキーの行が、全て少し左に寄っているんです。これが違和感の原因だとわかりました。
キーボードを使う上で、これらは慣れの問題であり、多くの方には問題にもならないと思います。でも、これまでAppleのキーボードを使用してきた私的には、とても違和感が残りました。
2019/11/16追記:
iPad Pro 2018用のSmart Keyboard Folio のJIS版でも、11インチ用では解消されていませんでした。
US配列キーボードの良いところ
上述した以外にも、US配列キーボードの良いところは、まだあります。下図をみてください。日本語入力で多用するEnterキーまでの距離が、JIS配列の場合よりキー1つ分近いんです。つまり、変換を確定するときの小指の移動距離が、短くて済むんです。
ただ、Enterキー自体が小さいってことは否めませんが。。でもすぐに慣れます。
USとJISでは確定キーまでの距離に大きな違いがあります
英数、かな切り替えについて
US配列のキーボードで快適に日本語を入力するためのお気に入りの設定を紹介します。
1)設定>一般>キーボードにて、「英語」と「日本語(ローマ字)」の2つのキーボードのみにしておく。
2)外部キーボードを接続しているときに現れる「設定>一般>キーボード>ハードウェアキーボード」で、「Caps Lockで英数モードと切り替え」をONにする。
これで、左手小指を少し左に動かして、Aキーの隣にある「Caps Lockキー」を押せば、英数とかながトグルで切り替えられます。もちろん従来の「Ctrl + スペース」や「地球儀キー」も併用できます。結構快適ですよ!
まとめ
結局のところ、US配列に慣れきってしまった自分としては、JIS配列は快適に使用できそうにない、という結論になり、JIS配列のSmart Keyboardは欲しい方に売却して手放し、US配列の方を別途購入することとなりました。。。
Smart Keyboardの購入を検討されている方がおられれば、何らかのご参考になれば幸いです。
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