029. iPadメモアプリの便利なキーボードショートカット
iPadとメモアプリ
メモアプリは、iOS11で、新しく書類取り込みや、インラインメモに対応し、多機能化してすごく使いやすくなっています。
過去の記事でもご紹介しましたが、メモアプリも含め、ショートカットキーはコマンド(⌘)キーを長押しすることで、その時点で使用可能なものが表示されます。
でも、必ずしも全てのキーボードショートカットが表示されてはいない、ということに気づきました。
そこで今日は、より楽しく便利にiOS機器を使うため、iPadと外付けキーボードでメモアプリを使うときのTipsについて書こうと思います。
大量のメモを順にブラウズできるショートカット
まず、大量のメモを順にブラウズできるショートカットです。iOSにそんなショートカットあったっけ?と思うかもしれませんが、メモリストを選択した状態のときに使えるもので、当たり前すぎるものです。そう「カーソルキー」です。
1)上下のカーソルキーでメモリストを楽に移動
メモリストを選択した状態のとき、「上下のカーソルキー」を押せば、メモリストのメモを、タッチ操作よりも素早く、順々に表示していけます。ただしメモが編集状態になってない必要があります。メモアプリで大量のメモを活用している人にとっては、作業効率アップになるんじゃないでしょうか(^^)
そしてこれは、画面上のショートカットキー一覧には載ってないんです(^^;(iOS11.3。2018/04/28時点)。改めて一覧にするほどでもないからでしょうか?
だけどiPadの作法に慣れた人ほど、気づかないのではないかと思います。
なお、メモを編集中にこのショートカットを使う場合は、
⌘ + リターン
で編集状態を終了すれば、メモリストが選択された状態にできます。
(因みにこのショートカットキーは一欄に載っています。一つ下の図を見てください)。
2)左右のカーソルキーでメモ編集とリストを楽に往復
フォーカスがメモリストにあるとき、以下のショートカットキーが有効です。「編集を終了(⌘ リターン)」との組み合わせに慣れてしまったら、タッチ操作よりも確実に楽ですよね。
- 左カーソルキーで、上位のフォルダに移動
- 右カーソルキーで、そのフォルダのメモリストに移動
- もう一度右カーソルキーを押すと、選択したメモが編集状態に
このキーの使い方も、当たり前ということなのか、画面上の一覧には記載されていません。確かにPCやMacでは当然の操作体系ですが、まさかiPadでも可能とは思わなかったので、ついつい画面タッチをしてました。
インデントの上げ下げ
箇条書きや、長文の段落の頭を少し右に凹ませたいときインデントを入れます。そのときのショートカットがこれです。↓
そう、右へインデント(⌘ + ])です。
あれ?インデントを戻す操作としての「左へインデント」がありません。
それもそのはず、段落にインデントを設定してやると、ここで初めて「左へインデント」が表示されます。
「右へインデントした段落を選択してないんだから、左へインデントするショートカットを示すのは、できないことを示すのとと同じで間違いの元」との論理なんでしょうね。
なおこの「右左にインデント」ショートカットで使う欧風カギカッコ( [ )( ] )は、US配列のキーボードでは左右に並んでいるので、JIS配列のキーボードよりも直感的に使えると思います(過去記事)。
まとめ
メモアプリは、Apple謹製だけあって、なかなか使い勝手がいいですよね。前回の記事で、メモアプリでこのブログの下書きをしているとご紹介しましたが、また便利な使い方や活用法に気づきましたら、記事にしたいと思います。
皆さんのご参考になれば幸いです。
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