055. iPhone・iPadのカレンダーで2年以上前のイベントを検索できるカレンダーアプリ
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カレンダーでスケジュール管理
仕事にプライベートに、iPhoneやiPadを活用するとき、スケジュール管理のためにカレンダーアプリを活用している方も多いと思います。
自分も2006年頃から、当時はPCでGoogleカレンダーを活用してきて、途中AppleのMobileMeを使ってみたり、Googleカレンダーに戻ったりしましたが、数年前からは、動作が安定してきたiCloudカレンダーに全面的にスケジュールのデータを移して使っています。このためiCloudカレンダーには、12〜13年分のスケジュールが登録されていて、必要なときに見返しています。
iOS純正カレンダーアプリの困った仕様
macOSのカレンダーアプリはOKですが、しかし、iPhoneやiPadのiカレンダーアプリには、非常に困ることがあります。
それは、2年以上前のカレンダーイベントを検索できないことです。
↓当然「設定>カレンダー>同期」で「全てのイベント」にしていてもダメなんです(令和元(2019)年12月1日、iOS13.2.3、iPadOS13.2.3で再確認しました)。
「以前このお店で飲んだのは何年前だっけ」とか「あのミーティングは何年前だったっけ?」というのを、サクッと検索したいですよね。iOSのカレンダーでも、もちろん手でスクロールしていけば、数年前でも10年以上前でも、目的のイベントを目視で探し出せはします。しかしせっかくカレンダーアプリで管理してるんだったら、検索機能で即見つけたいのに、それができない。
因みに、以前使っていたGoogleカレンダーの予定表データを、iOSカレンダーアプリに登録して検索を試みてみましたが、やはり2年前までしか検索できませんでした。
iOS11のとき、一度Appleのサポートに確認したところ「カレンダーアプリの仕様なのでしようがない」との回答でした。
毎秒5兆回もの演算能力を持つA12X Bionicチップを積んだiPad Proを「コンピュータ」として販売するのなら、標準カレンダーで3年前の飲み会のイベントを検索することくらい、可能にしとかんかいごるぁと思うんですよね。3億年前じゃないんだから3年前なんだから( *`ω´)
過去の全イベント検索可能なアプリ
iOSデバイスとMacの両方を売り続けるためなのかな〜っ??と疑わしいこの謎仕様ですが、この事態を解決できる素晴らしいカレンダーAPPがあります。(いくつかあるようですが)私が気に入って使っているのがこちらです。
見やすく綺麗なデザイン
このアプリは多機能で、名前のとおり手帳のリフィルを入れ替えるように、カレンダーのデザインを変更でき、細かい表示設定の変更も可能です。またリマインダー(タスク)も一緒に表示して管理できます。価格は若干しますが、機能に見合ったものだと思います。作者さんありがとうございます!
↓ iPhone X(2017)での画面
(↑この図は、新しい12.9インチiPad Proでkeynoteに画像を並べて貼り付けて影を付け、プレゼンモードにしてスクショして作ったのですが、図の右端に縦線が残ってしまいました。10.5インチでは起こらないので、新12.9インチにまつわる何かのバグでしょうね)
↓iPadの画面
↓純正カレンダーの日表示では、表示対象の時間帯(0:00〜24:00)を変更できないので広すぎて、スクロールしないとその日のスケジュール全体を確認できませんよね。でもこのアプリはで、表示の開始時刻を「8時から」とかに指定したり、2時間区切りの表示にできたりするので、より少ないスクロールで一目で見渡せるように設定できます。
↓上質なデザインを選べるのでGoodです。
そしてイベント検索
下の図は、12.9インチiPad ProとiPhone Xで、同じイベントの検索をかけたところです。
負荷軽減のためなのか、イベントの検索は、過去の全件一括検索ではなく、1年間とか2年間のように、予め検索期間を設定しておく方法です。画面の検索窓にキーワードを入力すると実行されます。
一括検索ではないけれど心配は無用です。それは、図中の上下2つの黒い三角形をタップすることで、検索対象の期間を動的に移動させられるからです。だからスムーズに目的のイベントを見つけられます。一括検索で大量にヒットするよりも、返って良いかもですね。
【2019/3/16追記】先日も実際に2年以上前のイベントを検索する機会があり、Reffilsでの検索で無事発見し助かりました。↓
まとめ
爆速と言われるiPad Proを使っても、2年以上前のイベントを検索できないという、iOSのカレンダーアプリの謎仕様によって生じる不便を解消してくれるアプリを、1つご紹介しました。新しい年にむけて、iOSデバイスで出来ることを増やしていく参考になれば幸いです。
(もしよろしければ「読者になる」ボタン(最上端もしくは下の方にあります)を押してくださいませ。なおプロフィール写真は、私が小学生のころ(数十年前)のものです)
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