117. iPadOS13:同じアプリを2つ開く方法
同じアプリを複数開く
iPadOS13でのマルチタスキングといえば、Split ViewやSlide Overでの複数のアプリに対するマルチウィンドウ操作です。では、同一アプリの複数書類を開いたままで作業したいときは、どうやってやるんでしょうか。
その方法を2つおさらいしましょう!
1)コンテンツをドラッグして新しいウィンドウを開く
コンテンツのドラッグと言うのは、例えばiWorkアプリの書類一覧画面からそのコンテンツ(書類)を画面端にドラッグすることです。
下はKeynoteの例です。
書類一覧から、プレゼン書類をiPadの画面の右端にドラッグします。これにより、新しいウィンドウでプレゼン書類を開いておくことができます。ひゃー便利。
同じように、メモアプリも複数メモを開いておけるんですよね。これがまた。どんどん活用したいなぁ。
Safariでもまたまた同様です。コンテンツ(Web画面上のリンク)を画面端にドラッグ。
ついでにファイルアプリでも同様です。画像やPDF資料のプレビューをいくつも開いたままにできるので、作業が捗ります。以前はこの機能がなくてどんだけ不便だったことか。
このおかげで今後は、Readdle DocumentsとReaddle PDF Expertとファイルアプリで3つPDFを開いて作業して「くわっ」とならずに済みます。。
また、なんとフォルダをドラッグすれば、そのフォルダを新規ウィンドウで開けます。なんてこったい!ですよね。
2)アプリウィンドウの一覧画面からウィンドウを追加する
もう一つ、同一アプリの複数ウィンドウ(書類)を管理できる方法が、「Dock>アプリアイコンをタップ」して表示される「アプリウィンドウの一覧」画面を使うことです。
もう気分は10年前のOS X Snow LeopardのApp Exposéです!(Snow LeopardではDockのアイコンを長クリックするとそのソフトの全ウィンドウが並べて表示された)
それはともかく画面の右上にあるプラスボタンをタップして、新規ウィンドウを開きます。これで複数書類を開いたままで閲覧し放題です。
お分かりのように、各ウィンドウの上には、アプリ名だけでなく、開いている書類のタイトルも表示されています!ほ、本気ですな!
この画面ではウィンドウを上にスワイプすることで、ウィンドウを閉じることができます。
この方法は、メールで複数の新規メール編集ウィンドウ、メモアプリ、カレンダー、リマインダー、そしてもちろんファイルアプリでも使えるのを確認しました。
まとめ
念願の同一アプリ複数ウィンドウの機能を、iPadOSでは使いやすい形で実装してくれています。iOS12以前のiPadで、ちょっとした仕事をするとき痛いほどの障害だった「1アプリ1ウィンドウ」仕様が改善されて、うれしい限り。
まあ依然としてiPadの画面では、広ーい表計算シートの編集には向きませんが、それでも、iPadで対応できる用途の幅が大〜きく広がったことには違いないと思うんです。
どんどんiPadを活用して行きましょう!
(この記事は全てiPad mini 5のソフトウェアキーボードで書きました)
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