りんご道具な生活

iPhone・iPad・Macをもっと活用しよう

024. Apple製品を語学学習に役立てよう!

macOS High Sierraの辞書アプリアイコン

Apple製品は学習者向き

Apple製品が素晴らしいと思う理由の一つとして、macOSiOSに辞書が統合されていることがあります。辞書と言っても、日本語入力とかのIME辞書やユーザー辞書のことではなく、大辞林やOxford Dictionaryなどのいわゆる「辞典」のことです。

「辞書」アプリには多くの辞典が

ご存知のとおりmacOSには、「辞書」というアプリがプリインストールされています。

よく使う英和/和英だけでなく、国語辞典もあるし、英英辞典もあります。(図はmacOS 10.13 High Sierraのものです) 

macOS High Sierraの辞書アプリ

下の図のプルダウンメニューに出ている辞書は序の口。これで驚いちゃいけません(^^;  macOS High Sierraの辞書アプリの選択メニュー

素晴らしいのは内蔵している辞書の種類の多さです。「辞書」アプリの環境設定を開くと、こんなに選べます!!(>o<)

フランス語、中国語にノルウェー語、ロシア語もハングル辞書も。残念ながら英和辞典のような「日本語ー◯◯語」の辞典はないんですが、仏英、独英、露英、中英、韓英などならあります。

macOS High Sierraの辞書アプリ環境設定

そしてWikipedia以外のどの辞書も、選択状態にすると一番下に版元の情報が表示されます(↑)。つまり、情報の出どころに不明確さが残るネット辞書ではなくて、内容が精査された市販辞典に類するものなんですね。語学の勉強をする人にとっては、使い勝手がいいと思います。しかもこれがOSにプリインストールなので実質タダなんですから。 

macOSに組み込まれた学習支援機能!

この「辞書」アプリは、上のように単体でも動作しますが、各アプリの右クリックメニューからも使用できます。

例えば、下のように、Safariで開いたWebページで分からない単語があるとき、右クリックメニューで「調べる」を選べば、その意味を調べられますよね。

 例:Safariで英文のサイトを開いているとき、単語を右クリックして「調べる」を選択。  macOS High SierraのSafariの「調べる」メニュー

このとき、複数の辞書を横断検索した結果が表示されるんですが、実は検索対象となっている辞書は、上の「辞書」アプリの環境設定で、”使用する”にチェックマークを入れた辞書です。

つまり例えば「中国語-英語辞典」を使用するようにしておくと、「辞書」アプリのバーに表示されるとともに、Safariなどの関連アプリでも中国語の意味を英語で調べられるようになります。 

macOS High SierraのSafariのポップアップ辞書

上のポップアップをスクロールすると、「辞書で開く」ボタンがあって、辞書アプリで詳しく調べることもできます。

Wikipediaも使える

ちなみに、Wikipediaでの調べ物も、辞書ウィンドウ内で完結できます(ネット接続必要)。おまけに対象言語も選択できたりして。↓↓親切設計。 

macOS High Sierraの辞書アプリ環境設定(Wikipedia)

iOS機器でも辞書は組み込み済み

MacだけでなくiPhoneiPadでも、辞書を選んで単語の意味を調べることができます。 

iOS11のSafariの「調べる」メニュー

iOS11のSafariの「調べる」メニュー結果

ここで使われる辞書は、「設定」アプリ>一般>辞書で選択できます。 

iOS11の設定アプリの辞書選択

システム全体を他の言語モードにして浸ろう

OS X(オーエステン)と呼ばれたmacOSも、そのOS Xから派生したiOSも、各国語版があるわけではなく、それぞれ単体で世界各国の言語をカバーしています。なので、iOS機器でもMacでも、いわゆる入力言語(Windowsで言うIME(Imput Method Editor))とは別に、メニューの表記などシステム全体を「英語モード」にしたり、他の言語モードにしたりできるんですよね。

 - macOS:システム環境設定>言語と地域
 - iOS:設定>一般>言語と地域

語学を勉強するには、その言語環境に身を置くとよいと思いますが(たぶん)、MaciPadのシステム言語を変えてみるのも助けになるかも? (試す場合は、戻し方をもう一度確認しておいてください(^^;)

まとめ  

今回は「辞書」アプリ〜言語設定などについて振り返ってみました。学生の方だけでなく、仕事で外国語を使う場合や、外国に赴任する方、また語学学習などにも、何か少し役に立てるヒントが見つかれば幸いです。

『学習する人の味方』なところも、Appleの一つの側面だったと思うんですよね。今後もその方向性は失わないでほしいです。ではまた!

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