りんご道具な生活

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003. Smart Keyboard。あなたはUS派?JIS派?

smart keyboard US and JIS

 

Smart Keyboardのキー配列

 今年(2017年)のWWDC17では、10.5インチ版iPad proとともに、より多くの言語に対応したSmart Keyboardが発表されました。その中には皆さんご存じのとおり、ついに日本語JIS配列も含まれていたんですよね!

 

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究極の選択!?

 10.5インチ版iPad Pro用のSmart Keyboardの購入にあたり、究極の選択が必要になりました。普通は悩まずJIS配列? でも自分はどちらにするかで悩みました。なぜなら、ここ10年ほど、US配列のキーボードに手が慣れていたからです。

USキーボードに触れた過去

 さて、ずいぶん昔の話なのですが、就職してしばらく経った93年当時、仕事で、とある米国製の機械を使っていました。その機械には、制御用としてGATEWAYMS-DOS PC(英語版)が付属しており、そのキーボードは当然ながらUS配列のものでした。
    最初は戸惑ったものの、長文をタイプするような用途ではなかったため、次第に慣れていきました。Enterキーは狭いですが、キーボードには必要最小限のキーしかなく、シンプルさがカッコよく感じていました。

Sample-picture-of-common-us-keyboard US配列キーボード

USキーボードの一例(昔のはMS-DOSのデスクトップ用だったのでFnもWinキーもありませんでしたが)

日本語キーボードで過ごした95年〜05年

 一方で、90年代半ばと言えば、次第にWindows PCが普及し始めてきた時期です。自分の仕事場でも事務に使っていたPCには、当然日本語キーボードがついてきました。

    日本語を入力するとき、人によっては、ファンクションキーを多用したりする使い方の人もおられますが、自分の使い方では、日本語と英語モードを切り替えるための「半角/全角」キーさえあればよかったんです。

 なので、スペースキーの左右に「無変換」「変換」「カタカナひらがなローマ字」と言う「ほとんど使わないキー」があるのが、どうにも邪魔に感じていました。それに「ローマ字入力」していたため、各キートップの「ひらがな刻印」も不要でした。それでも、日本語Windows PCでは、JIS配列以外のキーボードに変更するとキーアサインが変わってしまったりして面倒そう!!と思い、不満を持ちながら使っていました。

Macにスイッチした2006年

 2006年ごろになると、Windows XPの後継であるWindows Vistaのβ版がリリースされました。私は半透明ウインドウのかっこいいVistaを早速インストールしてみました。しかし、β版とは言え、そのUIのあまりの「工事中」ぶりにがっくりしたのを覚えています(特にコンパネ周り。Vistaは正式リリース版でも、UIの至る所に突貫工事っぽいデザインが残されていました。。)。

 そんなころ、Appleが遂にIntelのCPUを搭載したMacBookを発売しました。美しいOS Xが走り、万一「必要ならWindowsも動かせるよ!」という心強い保険(?!)の付いたMacBookは大ヒット。私も初Macとして買いました!

 

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思い出のMacBook黒。今でも我が家ではときどき、スタンドアローンで稼働中(^^)

Macは日本語キーボードでさえ、PCよりシンプルだった

 2006年当時、私が買ったMacBookのキーボードは、日本語版でした。それでもUS配列に「英数」キーと「かな」キーを追加しただけのようなシンプルな構成。WindowsのJIS版と比べ、スッキリ感は数段上でした。それに、英語モードと日本語モードを専用キーで切り換えるだけ、と言う仕様は、私の使い方にもピッタリ合っていました。

USキーボードにスイッチ!

 そうした中で、気づいたことがありました。それは、OSやいろんなアプリケーションソフトのショートカットキーが、実は(当たり前ですが)USキーボードでこそ使いやすい、ってことでした。Apple社員が米国でUS配列のキーボードを使ってOS等のソフトを開発してるんだから、当り前なんですけどね(^^;。

 例を挙げると、Safariの表示の「拡大、縮少」は、それぞれ

 Command + +  拡大
 Command + ー  縮小

であり、「+」と「−」はUSキーボード上では隣どうしに並んでいます(下の写真)。MacのiA Writerというアプリも、文字の拡大・縮少が上記のショートカットキーにアサインされています。


 また、同じくSafariの「進む、戻る」も、

 Command + ]         進む
 Command + [         戻る

という具合でUS配列では「[」と「]」も隣どうしに並んでいて、とても直感的なショートカットなのです。

 ところがJIS配列だとこうは行きません。-キーと+キーとは離れているし、+を押すためには、Shiftキーの併用も必要です。とまあ、このような例は他にもあります。

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Mac用Wireless KeyboardのUS配列、JIS配列の主なショートカットキーの違い。JISだと損した感じが。

 

 そんなことから、2010年に購入したMacBook Airからは、USキーボードを選択するようになりました。そしてiMac用のキーボードもUS配列に統一し、以来7年あまり、US配列のキーボードをずっと使ってきました。なので、iOS用のキーボードも、私としてはUS配列でぜんぜんOK!だったのです。

 

 でも、今回ついにJIS配列のiPad Pro用のSmart Keyboardが発表されてしまった・・。JIS配列だと、日本語/英語の切り替えが、トグル切替でなく、専用キーで明示的に切り換えられる。確かに、そのメリットは大きく感じられ、どっちを買うか、悩んだんです。

Comparison-of-us-and-jis-keyboard-layouts-of-apple-smart-keyboards-for-ipad-pro-10.5-inch US配列JIS配列スマートキーボードショートカットキー比較

 10.5インチ版iPad Pro用Smart Keyboardのキー配列の比較

次回予告

 次のエントリーでは、10.5インチ版iPad pro用Smart Keyboardとして、最終的にどちらを選んだのか、US配列/JIS配列それぞれのメリットを交えながら、個人的な思いを書いていきたいと思います!

 

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