081. ブックアプリでPDFを活用しよう
ブックアプリとPDF
Safari等でネット上のPDFファイルをダウンロードしたり、自分でPDFを作成したりしたとき、保存先としてiOS標準の「ブック」アプリを使っている方も多いのではないでしょうか?
ブックアプリにPDFファイルを保存すると、iCloud経由でのデバイス間同期が可能だったり、「コレクション」で仕分けできたり、読むときも滑らかにページ送りができたりして、読みやすい保存方法のひとつです。
でも一方で、ブックアプリから他のアプリに渡そうとすると、以前は、メールに添付するか印刷するしか選べなかったので、不便でした。
でもiOS12ではこの点が改善されていたことに気づいたのでご紹介します(何をいまさら寝ぼけたことを、と言われそうですが(^^;)。
iOS12でも未だ不便そうな共有手段
ブックアプリに保存したPDFファイルを、他のアプリに渡そうとして共有ボタンを押すと、iOS12でも、従来同様「メールに渡す」か「プリントする」メニューしか表示されません。
↑これ以上ないほど寂しい共有メニュー。。
ライブラリ画面なら色々できる
だけど、ブックアプリのライブラリ画面(つまりPDFを閲覧してない画面)で、目的のPDFファイルの右下にある「...」ボタンをタップすると、多様な操作が可能なんですね。
↑自分で保存したPDFファイルなら、ファイルアプリへの保存も、Readdle Documentsへの保存も可能。
↓ついでにドラッグ&ドロップでもファイルの移動が可能になってますね。早く言ってよ〜。
↑逆も真なり。ファイルアプリから、ブックアプリのデフォルトで存在する「PDFコレクション」へなら、D&D可でした。
電子書籍(ePUB形式)
ブックアプリで本来取り扱うのは、ePUB形式の電子書籍ですよね。
ePUB形式の書籍は、以前からPagesで「書き出し>EPUB」で簡単に作成できるようです。この形式は読むときにフォントサイズを変更できたりする「リフロー型」なので、読みやすいですよね。でも上記のようにドラッグ&ドロップでファイルアプリに取り出したりは、できない模様。
まとめ
てことで、以前はブックアプリに保存したPDFファイルは、その後の流用がすごく不便だったのですが、 iOS12では大幅に使いやすくなってるので、PDFファイルの管理方法の1つとして、ブックアプリも活用してみませんか?というお話でした。
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