057. iPadのPagesで年賀状を作ろう!
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iPadで年賀状を作ろう(2019/11/4改訂)
今日はもう2018年の大晦日ですね。大掃除も済んで一段落したので、今回は年賀状について書きます。
裏面作りはPagesを活用
年賀状アプリなども色んな種類がリリースされてますが、なるべく無料で行きたいということで、10年くらい前から私は、iWorkのPagesで年賀状の裏面を作ってます。当初はMacのPagesで、ここ数年はiPadのPagesを使っています。iPadを使うと、何故か年賀状作りも楽しい作業になるんですよね。
iPad版Pagesでの裏面の作成手順
それぞれいろんな便利な方法があると思いますが、私はこんな手順で年賀状を作ってます。
- ファイルアプリでiCloud driveに今年の年賀状用フォルダを作る。
- そこにSafariで探したフリーの干支等のイラスト素材候補を、Safariからファイルアプリにドラッグ&ドロップで保存。
- 次に年賀状に使う候補の写真を、写真アプリ→ファイルアプリのフォルダにドラッグして保存(もしくは写真アプリに年賀状用アルバムを作ってそこに集めておいてPagesに直に保存することも)。
- Pagesでそのフォルダに白紙で新規作成(前年の年賀状のコピーをテンプレにすることも)
- Pagesで開いてタイトルバーで名前を変更(H31年賀状とか)
- Pages>詳細ボタン>書類設定>右上ボタン>カスタムサイズ>10cm x 14.8cmに指定(必須じゃないけどサイズは合わせたい!)。
- Pagesとファイルアプリを並べ、干支のイラスト、写真等をファイルアプリから年賀状書類にドラッグ&ドロップ。
- 必要に応じてイラストの余白をインスタントアルファで透明にしたりリサイズしたり。
- 必要に応じて写真をトリミングしたり枠や影を付けたり、斜めにしたり。
- 素材どうしの前後関係を変更したり(写真枠用のイラストの後ろに顔写真を置く、など)。
- 完成したらAirPrint対応のプリンタにハガキをセットして印刷。
iPad版Pagesでの編集のコツ
- 写真等のトリミング・・・素材をダブルタップ
- 図形の複数選択・・・一つ目を指でタップしたまま、別の図形を別の指でタップ
- 全ての素材を一括選択・・・余白で長押し>「すべてを選択」
- 写真等を傾ける・・・写真を2本の指でクイッとひねる(一時的にサイズを大きくするとやりやすい)
- テキストボックスを傾ける・・・小さすぎるテキストボックスの場合、2本の指でひねる操作は困難です。その場合、一旦サイズを大きくしといて2本指で角度を変えた後、元のサイズに戻すといいですね。
- 「ガイド」機能がジャマなとき・・・素材の配置を細かく設定したいのに位置が「吸い付いてしまう」ガイド機能が邪魔になるときがあります。そのときは、Smart Keyboard等の外付けキーボードのカーソルキーで細かく移動させてもいいし、外付けキーボードがない場合は、その都度、詳細ボタン>ガイドで、エッジ/中央/間隔ガイドをON/OFFするとよいかと思います。
宛名印刷
まず連絡先に年賀状を送るグループを作ろう
Macなら純正「連絡先」アプリでグループの作成と編集が可能ですが、iOSの連絡先アプリでは不可能です。
だけど可能なiOSアプリがあります。iPadなら「Grouping Lite」など。
でも自分はiPhone版の「連絡先+」が好きです。
有料ですがグループの作成/編集はもちろん、ドラッグ&ドロップでグループに追加したり、グループアイコンの色や形を変えたりできて、使い勝手がいいです。作者さんありがとう!
なお「連絡先+」はiPadの全画面表示には残念ながら未対応ですが、縦長&低解像度表示でなら使えます。
https://itunes.apple.com/jp/app/%E9%80%A3%E7%B5%A1%E5%85%88/id415468221?mt=8&uo=4&at=10l8JW&ct=hatenablog
『筆まめアドレス帳』で宛名印刷
iOSで宛名印刷できるアプリはいくつかありますが、ここ2年ほど使用しているのが「筆まめアドレス帳」です。操作方法に最初戸惑う部分がありますが機能は十分です。
無料版では1件ずつの印刷のみで、有料版では複数件の一括印刷ができます。たしか420円くらいだったかと。
ただ、一度購入しておけばファミリー共有で家族皆でずっと使える(開発元が料金を変えるか、アプリをApp Storeから取り下げるまで)ので、そんなに割高ではない気がします。
実際ぼくは3年ほど前に購入しましたが、令和元年(2019年)11月現在でも、iOS13/iPadOS上で使えていますヨ。若干、表示のバグはありますが。。
なお、「以前別の端末で購入したけど、今は端末が違うんだけど・・」、などという場合は、アプリ内で購入履歴を『復元』できるはずです。
↓まず購入。以外、画面はiOS13.2のiPhone Xのものですが、iPadもほぼ同様です。
↓ まず誰でもいいのでタップしてメニューを表示させ、連続プリントを選択します。
↓ ここからが「表示がバグってる」のですが、左図のようにしてみてください。連絡先グループが表示されるので、予め用意しておいた「今年の年賀状用グループ」を選択します。
↑ 次に右図のように、これまた空白の部分をタップすると、グループ内の全員に一括でチェックを付けられます。
↓ 印刷をタップ。
あとはプリンターを選択するなどすれば、宛名印刷は完了です。
書き込みして投函
- 手書きでご挨拶などを書き込み。
- ポストに投函。
Tips: iWork Pages等でのファイル名変更方法
ちなみにファイル名は、アプリでの編集中に変更できます。「2020年年賀状」とかのファイル名でiCloud Driveに保存しておいたら、テンプレート(ひな型)として来年もまた使えます。
余談: macOS版アプリでも同様にファイル名を変更できる
余談ですが、macOSでも、テキストエディットやiWorkのPages等のアプリにはタイトルバーにファイル名が表示されていますが、そのタイトルバーで直接ファイル名や保存場所を変更できるので超絶便利です。
Macの余談ついでに、macOSでは一度保存したファイルであれば、そのファイル名部分を右クリックすると、上位のフォルダをFinderで直接開けます。すんごい好きです。
Tips: iPad版Pagesでも用紙サイズの詳細設定が可能に
私の記憶では、2017年12月時点のiPad版Pagesでは、用紙サイズにA4とレターサイズしか指定できなかったと思います。でも2018年12月の現行iPad版Pages(ver.4.3)では、用紙サイズを細かく設定できるようになっています。嬉しい!
なお住所などのテキストは、テキストボックスで配置するので、余白の設定は何でもよいと思います。
Tips: ハガキサイズのテンプレートもあるよ
自分で用紙サイズを入力しなくても、Pagesのテンプレートに予めハガキサイズ(10cm x 14.8cm)の用紙設定がされたものがあります。
↓下の図の「カード」にある最初の4つ(ウェディングカード、ベビーカード、フォトカード縦長、フォトカード横長)の用紙サイズは、ハガキサイズでした。これらを選んで、不要な素材を削除して使ってもいいですね。
まとめ
iPad等のおかげでペーパーレス化が進み、自宅プリンタは年賀状専用機みたいになってきてます。。でも平成が終わって新元号になってもなお、年賀状は送りつづけると思うので、iPadだけでできることを、これからも増やして行きたいものです。
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