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019. 10.5インチiPad Pro用キーボードケース(Inateck BK2005)レビュー

 

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Inateck キーボードケース(BK2005)

 またまたiPad Pro用キーボードケースのお話です。以前の記事で、10.5インチ版iPad Pro用のキーボードケースLogocool Slim Comboをレビューしました。今回は、より低価格・薄型・軽量のキーボードケースを購入したので、使用感についてご紹介したいと思います。

 

ringodougu.hatenablog.com

 

【後日談】このケースを使い倒した2つの記事があります↓

 

ringodougu.hatenablog.com

 

 

開封

 紙製の梱包は簡易でGoodです。硬いプラの成型包装だと、嵩張って処理が面倒になりますからね。

Inateck-keyboard-case-BK2005-for-iPad-Pro-10.5inch-box

 

Inateck-keyboard-case-BK2005-for-iPad-Pro-10.5inch-inbag

 

外観

 キーボードの下面はゴム足などのないシンプルなもの。

Inateck-keyboard-case-BK2005-for-iPad-Pro-10.5inch-back

 iPadケースの表面

Inateck-keyboard-case-BK2005-for-iPad-Pro-10.5inch-case

 開いたところです↓↓。

Inateck-keyboard-case-BK2005-for-iPad-Pro-10.5inch-opened
 上の写真で、iPadの背面が接触する面は、スウェード調のシートが貼られています。キーはUS配列ですが、日本語入力に支障はありません。
 キーボード上部の黒っぽい部分に、磁石の列が2列埋設してあり、iPadのフレームを固定する仕様です。ヘアラインの入った黒く見えるこの部分だけ金属製です。右端の膨らみ部分には、充電用のmicro-USBポートがあります。

 

 下の写真は、キーボードケースだけでスタンド状態にしたところです。ちなみに、iPadが装着されてなくても、この体勢にすると電源はオンになります。キーボード自体には、電源ボタンはありません。

Inateck-keyboard-case-BK2005-for-iPad-Pro-10.5inch-empty
 iPadを固定するフレームは、TPUなどの衝撃吸収型の素材ではなく、スチレン樹脂のような硬めのプラ製です。写真から分かるように、そこまで頑丈!って感じではないけど、必要十分ってところでしょうか。閉じたときにキーボードに接触するフレーム上端に、ゴムパッドが2個ついているのが見えます。

 

重量

 キーボードケース本体の重さは約329gです(因みにLogicool Slim Comboは528g)。iPad Pro込みでは806gで、ほとんどのノートPCより軽いです。

Inateck-keyboard-case-BK2005-for-iPad-Pro-10.5inch-weight

 

取り付け

 ホルダー部分にiPad Proを取り付けると、パチンと隙間なくハマります。その状態でキーボードに立てると、磁石で固定されると同時に、自動でキーボードの電源がオンになるので、一度ペアリングしておけば次回からはサッと使用可能になります。

 

固定角度は4段階+1

 磁石での固定位置は2箇所あり、それに加えて背面の支えのプレートを2種類の折り曲げ方ができるので、iPadの画面の角度は、2x2の計4種類から選択できます。

Amazonの製品ページの解説を参照してください

 これに加え、Apple Pencilなどでの手書きに適した、ペタンと寝かせた状態にもできるので、実質5段階ですね。当然、このスタイルでは、一定時間が過ぎると、キーボードの電源は切れるようになっていて、キーボードのバッテリーの無駄な消費を防ぐことができます。

 

接続方式

 接続方式は、iPad Proから実装されたSmart Connector経由でなく、Bluetoothです。

 Smart Connector経由で接続されるAppleのSmart KeyboardやLogicoolのSlim Comboと比べてしまうと、どうしても若干引っかかりを感じるときがあります。でも使用には全く支障はないですなっ・・・と最初書いていたんですが、この原稿を書いている途中、キーボードの反応が10秒ほど途切れることが3回ありました。。。。残念。私の使用環境が原因なのか、自分の購入した個体のみの不具合なのか、不明です。(その後、ときおり使用してますが、接続が途切れがちになったりすることはないです。初稿を書いているときだけの症状だったみたいですので、その旨訂正させていただきます。2018/06/10)

 

キー配列

 最上段には、LogicoolのSlim Comoboと同様に、ファンクションキーが並んでます。

Inateck-keyboard-case-BK2005-for-iPad-Pro-10.5inch-keyboard

  

「ホームボタン」キー

 左端にはお約束のホームボタンキーがあります。
 iPad本体のスリープボタンと、このホームキーを同時押しすると、「スリープボタン+ホームボタン」を押したときと同じように、スクリーンショットを撮ることができました。まぁ、スクリーンショットのショートカットキー(Command + Shift + 3、もしくは、Command + Shift + 4)があるので、通常はそっちを使いますが。

 

「言語切り替え」キー

 地球儀マークの「言語切り替えキー」は、ちゃんと入力言語の切り替えの動作をしてくれます。

    確か、iOS9以降でしたっけ(?)、言語切り替えのキーボードショートカットが「コマンド+スペース」から「コントロール+スペース」に変更されましたが、その際、「コマンド+スペース」は「検索」にアサインされてしまったので、それ以前に販売されていた外付けキーボードでは、「言語切り替えキー」を押すと、「検索」画面が表示されるようになってしまいました。(本製品は大丈夫です)
 まあ、その後「Caps Lock」で言語切り替えできる機能が、iOSに追加されたので良かったけど。

 

「delete」キー

 Macの世界では、文字を削除するキーとしては、入力カーソルの左側の文字を削除していってくれるBack spaceの機能を果たす「delete」キーだけが装備されているのが普通です。でも、Windows用のキーボードでは、Back Spaceキーは「BS」キーとしてあり、これとは別に、入力カーソルの右にある文字を削除する「delete」キーがあることが多いですよね。
 自分は、Back SpaceとしてのdeleteキーのみでOKだと思うんですが、このキーボードには、両方あります。なのでWindowsでのdeleteキーに慣れている人には、親しみやすいかも知れません。

 

 

スタイル

 過去記事(No.9)でも言及しましたが、自分にとっては、この製品や、9.7インチiPad Pro用のLogicoolのCREATEキーボードケースのような、オーソドックスなiPadのキーボードスタイルが好きです。
 Logicool Slim Comboでは、Microsoft Surfaceのようなキックスタンドと分離可能なキーボードを採用しているので、iPad本体の角度調整が自由になっていますが、それと引き換えに、iPadの画面とキーボード本体が離れすぎてしまい、頻繁に必要になる画面のタッチ操作がしづらくなってますからね。
 その点、この製品はキーボードに置いた指がすぐに画面に届くので使いやすいです。

 

 

  

キーの打鍵感

 キーの打鍵感は、そこまで高品質って感じではありません。Logocool Slim Comboを100点とすると、60点くらい(^^;。タイプするときの音を擬音語で書くと「カショ カショ カショッ」って言う感じです。この価格帯なので、仕方ないですが。

 

Apple Pecilは収納できません

 Apple PencilのホルダーのあるLogicoolのSlim Comboとは違い、Apple Pencilの収納はできません。バンドで固定するタイプのApple Pencilケースなら、背面に取り付けて使えるかも知れません。

 

 

まとめ

 以上、比較的低価格・薄型・軽量のキーボードケースをご紹介しました。ときどき発生するBluetooth接続の途切れ?に起因すると思われる「キー入力の引っかかり」が気になりますが、全体の仕上がりとしては、価格の割にはいい線行っていると思います。参考になれば幸いです。

 

(もしよろしければ「読者になる」ボタン(最上端もしくは下の方にあります)を押してくださいませ。なおプロフィール写真は、私が小学生のころ(数十年前)のものです)

 

次の記事は... 

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